GoogleがAntmicroと協力して、Chromebook向けと思われる人感センサ(Human presence sensor / HPS)の開発に取り組んでいることが9to5 Googleより報告され、今後Chrome OSにフェイスアンロック機能などが搭載される可能性があります。
Googleは「HPS」と呼ばれるプロジェクトに取り組んでおり、この「HPS」が「Human Presence Sensor(人感センサ)」であることはコミットから明らかになっています。
hps: Add initial directory for hps
Chromium Gerrit
Add initial files for HPS (Human Presence Sensor) host code.
ノートパソコンで人感センサと言えば、WindowsノートPCに搭載されてい”Windows Hello”のような顔認証によるロック解除機能などが想像されますが、現状ではChrome OS自体は顔認証のロック解除機能は組み込まれていないため、何のために開発されているかは定かではありません。
開発されている内容はコミットに書かれていますが情報は限られていて、具体的にはChromebookにHPSがある場合はシステムトレイに目の形のアイコンが表示されるようになります。
[HPS Notify] Added static icon to system tray.
A very first step towards working HPS notify: a static system tray
element gated behind a feature flag.See go/cros-hps-notify-ui-impl for feature details, and go/cros-hps-oss
Chromium Gerrit
for naming conventions.
アイコンがあるということは、もしかしたらいくつかの操作や機能に対応する可能性もあり、例えば人がChromebookの画面の前にいるときには、Pixelスマートフォンの「スクリーン アテンション」機能と同じように画面がオフにしないなどができるかもしれません。
ただ、肝心の顔認証によるロック解除に関しては不明なので断定はできませんが、いずれ登場するChromebookには人感センサによる顔認証とロック解除機能が実装される可能性は大いにあると思います。
この他の情報としては、ここ数ヶ月でリリースされているAMDプロセッサを搭載したChromebookのベースになる「Zork」や第12世代インテルプロセッサを搭載する「Brya」などで、HPSがテストされているようです。
テストされている機種を見る限り、いますぐ実装されるものではないことは予想できますので、Chrome OSに人感センサが搭載され、顔認証によるロック解除やログインなどに期待です。
Source: 9to5Google