GoogleはデスクトップとモバイルのChromeブラウザに対し、Chrome 90のアップデートをリリースしています。
このアップデートでは、Chromeのパフォーマンス改善に加えていくつかの新しい機能を追加したことを公式ブログで明らかにしています。
追加された新機能の数は多くありませんが、ハイライトされたテキストへのリンクと新しいPDFサポート、Chromeブラウザのウィンドウに名前を付けれるようになっています。
ハイライトされたテキストへのリンク
この機能は、Webページでより正確な情報を共有できるように、選択したテキスト部分をハイライト表示した状態でURLを共有できるようになります。
これによって、例えばどのWebページのどのテキストから引用しているかがわかりやすくなるため、情報共有時の認識違いなどを減らすことができます。
PDFサポートの強化
ようやく実装されたと言いたいところですが、ブラウザでPDFを表示すると上部のツールバー「ドキュメントのプロパティ」と「2ページで表示」などのアクションが追加されました。
これで単純にPDFを表示するだけならAdobeなどの他のアプリを使わずともChromeだけでとりあえず十分になったと思います。
ウィンドウ名のカスタマイズ
果たしてどれだけ有用かはわかりませんが、Chromeブラウザのウィンドウに名前を付けられるようになりました。
この機能はまだ展開中ということですが、複数のウィンドウを表示してタブの内容をしっかりと管理したい人には嬉しい機能かと思います。
またタブ検索機能が使えるようになっているので、大量のタブを開いている人にもわかりやすくなっていいかもしれません。
ちなみにChrome OS 90でもこれらの機能は使えるようになっている(一部未展開ですが)ため、現在はデスクトップとモバイル向けのChromeだけですが、今後はChromebookでも利用可能となります。
詳しくはGoogle公式ブログをご覧ください。