今年2月に開発が明らかになっている「Homestar」と呼ばれるChromebookタブレットですが、その時点では「Coachz」と同じベースボードから構築されたもので、基本的には「Coachz」と同じような機能を持っていること以外、詳しいことはわかっていませんでした。
「Coachz」は、11インチにアスペクト比3:2のQHDディスプレイ、マグネット式ワイヤレス充電対応のスタイラスペン、本体一体型キックスタンド、LTEサポートなどユニークな機能を搭載するモデルとなります。
そしてAbout Chromebooksが新たに発見した情報によれば、このChromebook「Homestar」にはOLEDディスプレイが搭載され、4つのスピーカーを内蔵することがわかりました。
まず、「Homestar」が搭載するOLEDパネルはSamsungの”ATNA33XC20″と呼ばれるもので、このパネル自体の詳細情報はまだわからないようですが、同じSamsungの”ATNA33XC11″というパネルが「ASUS ZenBook 13 OLED(UM325)」搭載されていることから、「Homestar」に採用されるものは新しいものである可能性があります。
「ASUS ZenBook 13(UM325)」に採用されている”ATNA33xC11″は、輝度422nits、sRGB 100%、AdobeRGB 97.9%、DCI-P3 99.7%という非常に優れたディスプレイで、新しいパネルがどのような性能になるかわかりませんが、同じような流れであることは期待できます。
また別のコード上では、これまでの情報を裏付けるとおりUSIスタイラスペンをサポートするタッチパネルコントローラが確認されています。
そして「Homestar」で面白いところはクアッドスピーカーが搭載されることで、これまでにリリースされているChromebookタブレットやデタッチャブルキーボード採用Chromebookよりも優れた音の提供が可能になります。
また、この4つのスピーカーは「Apple iPad Pro 11」のようにディスプレイの回転に合わせて音の向きを変えるという機能にも取り組んでいるようです。
さらに別のコミットからは、USB-Cポートが2つ搭載される可能性があることもわかっており、これまでのChromebookタブレットとはまた違ったモデルになると予想されます。
現時点ではまだその全容は明らかになったわけではありませんが、Chromebook「Homestar」はユニークで期待できる機種となりそうです。
Source: About Chromebooks