本日、レノボは海外教育市場向けにChromebookを4機種発表しました。
今回発表されたLenovoのChromebookは、「14e Chromebook Gen 2」、「100e Chromebook Gen 3」、「300e Chromebook Gen 3」、「500e Chromebook Gen 3」の4機種です。
いずれもWi-Fi 6をサポートし、MIL-STD 810HおよびLenovo Edu Spec規格に準拠する堅牢性を有しているため、落下や衝撃に耐える設計に加え防滴キーボードなど学校で使うデバイスとして耐久性を高めたモデルで、販売開始価格は430ドル以下に収まります。
スペック
現状でわかっているスペックをざっと紹介しておきます。
14e Chromebook Gen 2
- 14インチディスプレイ(最大300nits)
- タッチスクリーンオプション
- AMDチップセット
- 最大8GBRAM
- 最大64GB eMMCストレージ
- USB-C ×1、USB-A ×2、HDMI ×1、イヤホンジャック
- 720pWebカメラ / プライバシーシャッター
- 最大10時間駆動バッテリー
- 厚さ 17.7mm
- 重さ 1.45kg
- 334ドルから、5月以降発売
まず「14e Chromebook Gen 2」ですが、こちらは大型のため教師向けの要素が強いモデルです。
14インチのおそらくIPS方式のディスプレイとタッチスクリーンオプション、もしくはノングレアの非タッチ、フルHDとHDありのような構成になると思います。
性能としてはスタンダードなChromebookで、堅牢性重視のわりに1.45kgというのはLenovoとしては頑張ったんじゃないでしょうか。
価格も下位モデルは334ドルからと手頃で、5月以降の発売となります。
100e Chromebook Gen 3
- 11.6インチ 1,366×768(最大250nits)
- クラムシェルタイプ
- AMDチップセット
- 4GBRAM / 32GB eMMC ストレージ
- USB-C ×1、USB-A ×2、HDMI ×1、microSD、イヤホンジャック
- 720pWebカメラ / プライバシーシャッター
- 最大10時間駆動バッテリー
- 厚さ 20mm
- 重さ 1.25kg
- 299ドル、5月発売
続いて「100e Chromebook Gen 3」ですが、こちらは11.6インチの教育向けらしい仕上がりとなったクラムシェルタイプのChromebookです。
AMDチップセットを採用し、4GBRAMと32GB eMMCストレージの構成のみとなるようです。
堅牢性重視のためかやや厚みがあるのが気になりますが、重さは1.25kgとこの手のモデルとしては標準的となっています。
価格は299ドルから、5月販売予定となっています。
300e Chromebook Gen 3
- 11.6インチ 1,366×768(最大250nits)
- Gorilla Glass
- コンバーチブルタイプ
- AMDチップセット
- 4GBRAM DDR4
- 最大64GB eMMC ストレージ
- USB-C ×1、USB-A ×2、HDMI、microSD、イヤホンジャック
- 本体収納式スタイラスペン
- 720pWebカメラ / プライバシーシャッター
- 5MPワールドカメラ オプション
- 最大10時間駆動バッテリー
- 厚さ 20mm
- 重さ 1.32kg
- 359ドルから、5月発売
「300e Chromebook Gen 3」は、「100e」とは異なりコンバーチブルタイプの11.6インチモデルです。
AMDチップセットと4GBRAMは同じですが、ストレージが最大64GBを選択することができます。
また本体収納式スタイラスペンが付属していることも「100e」からの違いとなります。
このあたりは、現在日本でも手に入る「Gen 2」モデルと同じような感覚で良いと思います。
価格は359ドルから、5月発売予定となります。
500e Chromebook Gen 3
- 11.6インチ 1,366×768(最大250nits)
- Gorilla Glass
- コンバーチブルタイプ
- Celeron N5100
- 最大8GBRAM DDR4x
- 最大64GB eMMC ストレージ
- USB-C ×1、USB-A ×2、HDMI、microSD、イヤホンジャック
- 本体収納式スタイラスペン
- 720pWebカメラ / プライバシーシャッター
- 5MPワールドカメラ(キーボード側にあるカメラ)
- 最大10時間駆動バッテリー
- 厚さ 20mm
- 重さ 1.32kg
- 429ドルから、5月発売
最後に「500e Chromebook Gen 3」ですが、基本的な外装などは「300e」と違いありませんが、CPUがAMDからIntelのCeleron N5100を搭載し、RAMが最大8GBのDDR4xを採用している点に違いがあります。
また「300e」ではオプションとなっていた5MPのワールドカメラ(キーボード側カメラ)が標準搭載されている点も違いです。
性能面でゆとりやカメラが必要な場合は「500e Gen 3」、そうでなければ「300e / 100e Gen 3」をスタイラスペン利用の有無から選択することになりそうです。
日本でもGen 2モデルがリリースされていたり、最近の教育市場の展開を考えるとこれらのモデルも投入される可能性は高いと思います。
Source: Lenovo StoryHub