ChromebookでもAndroidアプリを使えるようになったのは2016年ですが、まだ完全対応とは言い難い状況が続いていて、すでに活用したことがある人も不満に思うところはあるんじゃないでしょうか。
とくにChromebookのような大画面に非対応なAndroidアプリは、左右に黒枠が表示された全画面表示にされ、最小化はできてもサイズ変更ができず、一画面占領してしまうような状況です。
今回、Chrome Unboxedが発見した情報によると、GoogleはChromebookデバイス上のAndroidアプリの画面サイズを制限する機能の導入に取り組んでいるようで、現在Canaryチャンネルで実装されているようです。
この機能は、Chromebookの大画面をサポートしていないAndroidアプリに対して、Chromebook上でサイズ変更ができなくなりますが、左右の黒枠がなくなりスマートフォンの画面サイズで表示される可能性があります。
一般的な非対応アプリは左右に黒枠が表示され全画面固定となりますが、新しい機能が導入されると例えばInstagramアプリのようにサイズ変更や最大化はできないが、スマートフォンサイズで固定されて他のアプリと共存が可能となります。
アプリ側がChromebookに対応していない場合、レイアウトが崩れたりそもそも表示がおかしいなどの問題はありますが、スマートフォンサイズのまま制限してしまうという方法でコントロールしようとしているようです。
この機能が正式に実装されれば、これまでChromebookに非対応のAndroidアプリを使おうとして難儀しているユーザーの救いの手になるかもしれません。
ただ、Chromebook上のAndroid自体の動作がイマイチだったりしますので、そこも改善して欲しいかな…。
Source: Chrome Unboxed