「Amazfit GTS 2e」は、2021年1月に発売したヘルスチェック機能とフィットネストラッキング機能を備えたスマートウォッチです。
これまでに何度かAmazfitの新しいスマートウォッチをレビューしていますが、どれも軽量かつスタイリッシュで機能も充実、バッテリー駆動時間も長めと印象はとても良いです。もちろん今回レビューしている「Amazfit GTS 2e」も例に漏れずとても使い勝手の良いスマートウォッチだと思っています。
ということで、今回も新しく発表された「Amazfit GTS 2e」の実機レビューをしていきたいと思います。なお本記事では実機をご提供頂いてのレビューしています。
実機レビュー
では本体を触る前に、「Amazfit GTS 2e」の基本仕様を紹介します。
スクリーン | 1.65インチ AMOLED 442×348(341ppi) 強化ガラス 指紋防止真空コーティング |
ネットワーク | Bluetooth 5.0 |
バッテリー | 246mAh(最大24日) マグネット式充電器 |
防水 | 5ATM |
サイズ | 42.8×35.6×9.8mm |
重さ | 25g(ベルトなし) |
ボディ素材 | アルミニウム合金 |
ベルト素材 | シリコン |
ベルト幅 | 20mm |
基本的な仕様に関していえば「GTS 2」と同じですが、「GTS 2e」は内部ストレージやスピーカー機能がなくなるなど一部に違いはあるものの、そのおかげで2万円ほどに価格が下がり、お求めやすくなっています。
前回レビューしている「GTS 2 mini」と比べると、スクリーンサイズやバッテリーもわずかに「GTS 2e」が大きく、スクリーンのコーティングやスポーツモードの数が追加されているなどの違いがあります。
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価格と機能で言えば、『GTS 2 > GTS 2e > GTS 2 mini』という感じになります。
機能について
「GTS 2e」に搭載されている主な機能と特長です。
- SpO2(血中酸素飽和度)測定
- 24時間心拍数モニタリング
- 睡眠モニタリング
- ストレスモニタリング
- PAI健康評価システム
- アクティビティトラッキング(90のスポーツモード)
- 温度測定機能(接触型)
- 5ATM
- 最大24日のバッテリー駆動時間
SpO2や心拍数、睡眠、ストレスモニタリングに加え、PAI健康評価システムをチェックすることができるため、アクティビティだけでなく普段の健康管理用としても十分に使えます。
また温度センサーを備え、接触している対象の表面温度を測定することもできます。
「Amazfit GTS 2e」も性能・機能とも一般的に普及しているスマートウォッチに必要な機能を備えていますので、なにか明確な目的があったり医療目的でない限り、問題はないと思います。
付属品
続いて付属品についてですが、こちらは他のAmazfitスマートウォッチと違いはありません。
本体とマグネット式充電器 to USB-Aケーブル、取説です。
今回の実機はグローバルモデルのためか、取説には日本語の説明書きはありませんでした。
しかしスマートウォッチ本体やアプリの言語は日本語で表示できるため、ペアリングと設定でとくに困ることはないと思います
「GTS 2e」の外観
では「GTS 2e」の外観をチェックしていきます。
今回のモデルはフレームも含めブラックカラーとなっています。
竜頭の部分はボタンとなりますがしっかりとフレームに囲まれているため、引っ掛けてしまったり間違えて押したりすることもありません。
裏面もスッキリとしていて、センサ部分の盛り上がりも小さく長時間つけていても腕に負担がかかりにくいと思います。
またプッシュピン仕様のベルトのため、20mm幅のものであれば簡単に付け替えることができるのも特長です。
ちなみに付属しているベルトはシリコン製となっていて、着け心地は悪くないですし、アレルギー体質な私ですが今のところ着けっぱなしでも肌が荒れるということはありませんので、(人によりけりですが)安心して試してみてください。
もともとAmazfitのシリーズは、スマートウォッチとしてはかなり軽い部類だと思いますので、長時間着けっぱなしにしている人には向いていると思います。
5ATM防水も備えているので、シャワーやお風呂でもそのまま着けていられるという点も便利です。
設定とスクリーン
スクリーンは1.65インチのAMOLED、ベゼルの狭いスクエア形状となっているため、見た目のわりにスクリーンサイズが広く見えます。
また、AMOLEDスクリーンに346ppiと高密度なおかげで、色味や文字の輪郭がハッキリとして見えるため視認性もよく見やすいです。
屋内、屋外とも見やすいので、普段使いからアウトドアでも問題なくこなせると思います。
ちなみに画像では英語表記となっていますが、スマートウォッチの設定やアプリなどはちゃんと日本語になります。
「GTS 2e」はスマホの通知を受け取ることもできますのでそちらも日本語で表示されますが、一部フォントが中華フォントであったり記号などがトウフで表示されることもあります。
とは言っても基本的に問題なく表示されますので、困ることはないと思います。
モニタリング機能
「GTS 2e」には、SpO2(血中酸素飽和度)、心拍測定、睡眠モニタリング、ストレスチェック、そして温度測定なる機能が搭載されています。
SpO2や心拍数に関しては、医療グレードではないためあくまで参考値となりますが、普段の生活や運動時の状態を把握する目的であれば十分だと思います。
また、PAI(Personal Activity Intelligence)健康評価システムが搭載されているため、健康状態の評価もしてくれます。
アクティビティだけに限らず、運動不足の改善や日々の健康管理用としても使うのに良いスマートウォッチだと思います。
バッテリーについて
私の場合、連続心拍と睡眠モニタリングをオンにした状態で、ディスプレイの常時点灯や通知を7:00~23:00とした状態で、だいたい5〜6日程度に1度のバッテリー充電で済んでいます。
前に紹介している「GTS 2」や「GTS 2 mini」と同じ条件であっても、半日〜1日は長く持っている印象です。
「GTS 2 mini」よりもわずかにバッテリー容量が多いこと、「GTS 2」と違い通信方式など一部で性能を抑えられていることなどが良い感じにまとまったおかげで長く持つようになったようです。
ただ、充電も手軽にできますので問題という問題はないと思います。
平日に仕事があるとすれば、土日に充電しておけば1週間はOKという使い方ができますし、機能を絞れば2週間くらいは何とかなるので十分ですね。
Zeppアプリについて
「Amazfit GTS 2e」も専用の”Zepp”アプリを利用して設定や管理をします。
ほぼ全ての項目は日本語表示となっていますので、使うことに問題はないと思います。
アプリでは、測定結果や活動データなどを表示できるほか、スマートウォッチの細かい設定や文字盤のダウンロード・変更を行うことができます。
文字盤のデザインについては好みの分かれるものが多いですが、これまで触れてきたAmazfitのスマートウォッチの中で、割と無難なものが多い印象です。
ちなみに、モデルによって選べる文字盤が微妙に違っていたりもするので、既存モデルから新モデルに変えると好みの文字盤が見つかるかも…しれないですね。
高機能で手頃なスマートウォッチをお探しなら
ということで、ここまで「Amazfit GTS 2e」をレビューしてきましたが、全体的な完成度も高く使いやすいスマートウォッチだと思います。
およそ2万円で購入できますが、下手に安物を買うよりもデザインは良いですし、性能と機能も揃って日本語も対応しているため、オススメできるスマートウォッチです。
Apple Watchに抵抗のある人やAndroidスマートフォンを使っている人、日々の健康管理のためにスマートウォッチに興味を持っていて、できる限りバッテリーが長持ちするものを探している…という人には、「Amazfit GTS 2e」は良い選択肢になると思います。
「Amazfit GTS 2e」はAmazonや楽天などで正規販売店から購入することができるのも安心の一つですので、気になった人はとりあえずチェックしてみてはいかがでしょうか。