さて、当ブログでも何故か人気の高いシャオミのスマートバンド「Mi Band 2」ですが、その後継機種となる「Xiaomi Mi Band 3」が先月始めにリリースされました。
今回はスマートバンドとして人気の高いシャオミの「Mi Band 2」後継機、「Xiaomi Mi Band 3」の実機レビューをしていきたいと思います。
ちなみに今回頂いた実機は中国語版ですが、外部APKを利用することで英語表示にすることが可能です。まとめている途中まで最後に説明を入れようと思っていましたが、どうやら7月中にファームウェアのアップデートで中国語版であっても英語表示が可能になると公式のアナウンスがあったそうなので、敢えてリスクを取る方法を紹介することもないかと思い止めることにします。
※さらにクーポンを頂きましたので、最後に掲載してあります。
「Xiaomi Mi Band 3」のスペック
まずはおさらい。前回の記事から抜いてきます。
- 0.78インチOLEDタッチスクリーン
- 5ATM防水(水深50m)
- 心拍数モニタ
- 通知表示
- 歩数計、睡眠監視、定住リマインダー
- 手首持ち上げで画面点灯
- フル充電で約20日間という長時間駆動
このような感じ。主に特徴的な部分が、前機種の「Mi Band 2」よりもわずかに大きいスクリーンを備えていて、防水性能が5ATMに対応しているところです。
あとの基本的な機能は「Mi Band 2」を引き継いでいるため、純粋に大型スクリーンを搭載したモデルと解釈しても差し支えないかと思います。
開封と画面表示について
今回はGeekbuyingより製品の提供をして頂きました。いつもありがとうございます。
外袋を外すと、このような感じで包まれていました。
ビニルを取り外します。
「Mi Band 2」のときも思いましたが、中華メーカーもAppleの真似をし始めてくれたおかげでこういうパッケージングが丁寧になりましたよね。この「Mi Band 3」も同様に、とてもしっかりとした箱とプラスチックカバーでパッケージングされています。
こちらは裏面になります。
冒頭にも書きましたが、今回提供頂いた「Mi Band 3」は中国語モデルのため中国語で説明が書かれています。
同様に取扱説明書も中国語のみでした。
プラスチックカバーを開けました。
しっかりと固定されているので、輸送時でも取れて壊れるということはなさそうです。
蓋を開けて、本体以外の中身はこの3点。
左からバンド部分、取扱説明書、充電用ケーブルです。
では本体を見ていきます。ここでは比較のため「Mi Band 2」と一緒に撮影しています。
まず表側。ちょっと光ってしまいました。
見てのとおり、左側が「Mi Band 3」です。スクリーンが大きくなっているのがおわかりになるかと思います。
数字上ではごくわずかな差ではありますが、実際に見てみると結構大きくなっている感じがします。しかし邪魔な感じはせず、とにかく見やすくなった感じですね。スクリーン解像度も上がったおかげか文字も前機種よりはっきり見える気がします。
お次は裏側です。心拍センサの形状がやや変わっていることと、CEマークがなくなってスッキリしたくらいで変化はありません。
センサのモッコリ加減も同じくらいですので、ベルトを強く占めすぎると痕が残っちゃいますので気をつけて。
ではさっそく設定を進めていきます。
このあたりの設定については割愛します。いいよね…?
ちょっとシリコンバンドにうまくハマってなくて歪んだ感じに見ますが、きちんとはめればきれいになります。
この設定中に前機種の「Mi Band 2」と比較していきます。
スクリーンが大型化したのはもちろんですが、下部にあるボタン部分が変化していることに気づくかと思います。
前まではタッチスクリーンというものの、このボタンを押すことで次の画面に遷移していくというタイプでした。
しかし「Mi Band 3」では、スクリーンの上下左右スワイプによる画面遷移(表示変更)が可能になっています。ここについては後ほど説明します。
あとすごく気になったのがベルト部分。
「Mi Band 3」を最初に巻いたとき何か違和感があったんですが、「Mi Band 2」と比べたら穴の間隔と数が段違いでした。最初やけにベルトのあまりが長い気がしたんですよ。
とは言うものの、前モデルよりも腕のサイズに合わせて調整しやすくなったのもいいことです。
そんなこんなでペアリングも終わりましたので、各画面をざっくりと見ていきます。
画面の表示
ちなみに表示切り替えは「Mi Band 2」のようにボタン部分を押すのではなく、上下スワイプで変えることができるんです。
ようやくタッチスクリーンらしくなりました。
まず時計表示。初期設定のままですが他に2種類の計3種類から表示を選べるようです。
時計から上にスワイプするとアクティビティトラッカー表示系。
ここでは歩数のみを出していますが、スクリーンを右にスワイプしていくことで表示が切り替わります!
歩数→距離→カロリー→バッテリー→歩数の順で切り替え。もちろん左にスワイプすれば戻れますし、歩数からバッテリーに切り替えることも可能。
アクティビティ系から上にスワイプすると心拍測定。
この画面に切り替えてから、ボタン部分を長押しすると測定が開始されます。前は切り替えるだけで勝手に測定できたので、この一手間をどう取るかというところでしょうか。
上にスワイプして本日の天気予報を表示。ここではアプリの「Mi Fit」で設定した地域の天気予報が表示されます。
ちなみに→にスワイプすることで明日、明後日と3日分を見ることができます。また天候に大きな変化があると通知されるようですが、まだその機能が発揮されたことはありません。
こちらは「Mi Band 3」に送られてきた通知を左右スワイプで、最大5件まで確認することが可能。
一応試しに通知させてみました。
ちゃんと日本語で表示されています。ちなみにHubというのはBlackberryアプリのことです。
そしてここがよくわからんその他の表示。アプリで設定できるようですがまだ触れていないのでスルーしておきます。
あとストップウォッチ機能です。ボタン部分で操作します。
これらの機能については、アプリ側から「Mi Band 3」への表示オンオフを選ぶことができるので、自分に必要なものだけを表示させることができます。
ちなみに充電は例のケーブルで行います。
残念ながら、スクリーン大型化に伴い「Mi Band 2」との互換性はないため使いまわすことができません。
といっても今回も無くしたり予備が必要な場合は、別途買うことができるのでご安心ください。
実際つけてレビュー
ということでさっそく腕につけてみました。
スクリーンが大きくなったと言っても、重さはわずか20g程度なのでほとんど気になりません。
大きくなったことで画面も見やすくなりましたし、バンドのホールが増えて細かく調整できるようになったので、ズレなども気にならなくなっています。バンドの質感も前モデルと変わらず悪くないと思うので、アクティビティのときだけでなく普段ずっと着けるのも良いかと思います。
これで試して気づきましたが、腕を持ち上げてからの画面点灯が「Mi Band 2」よりも早くなっています。
前のモデルはこれが弱点だったと個人的に感じていますが、ワンテンポは早くなっているように感じるのでふと時間を見るときにも焦れったい思いをしなくて済みそうです。
ただあまり改善が見られていないポイントもありました。これについては他のレビューでもコメントされています。
ちょっとうまく撮影できなかったので申し訳ないですが、天気の良い日の外や明るすぎる部屋だと画面が反射して見にくいということがあるようです。アクティビティではなく普段使いの場合であれば、視認できないこともないという感じなので、これまで特に気にしたことはありませんでしたが、一応注意するポイントとして覚えておいて頂ければと思います。
アプリ「Mi Fit」について
これは割愛しようと思いましたが、ざっくりと触れるだけ説明しておきます。
とにかく日本語に完全対応していることがウリだと思うので、初めてシャオミのスマートバンドに触れる方でも問題なく使えると思います。
「Mi Band 2」よりも何となくやれることが増えたという感じ。
もちろんこれまでと同じこともも可能ですし、通知機能ではLineなどにも対応していますから使い勝手は相変わらず抜群かと思います。
他にとくにコレという変化もないので…。
まとめ
実際にスペックだけは知っていましたが、実物が来て改めて感じたことは、「Mi Band 2」の良いところはそのままで弱点をフォローしてきたという印象です。通知機能などの使い勝手は変わらず良いですし、大型化したことで表示される情報も増えましたし、ハッキリと表示されるようになりました。
また今回は初見レビューなので敢えて触れていませんが、バッテリーの持ちも公称どおり20日近くは持ちそうなので、アクティビティだけでなく日常使いしたい方にとってはとても使い勝手が良いスマートバンドだと思います。
価格は前モデルよりやや高くなったと言っても4,000円程度で済みますから、これからスマートバンドを使ってみたいと思っている方やAmazon等で試しにテキトーなの買ったけどハズれた…もっと良いものを探している方には特におすすめできる製品かと思います。何よりアプリも日本語対応してますから、スマートバンドデビューを考えている方にはもってこいの1台だと思います。
また再度お伝えしますが、「Xiaomi Mi Band 3」の中国語版モデルであっても7月中旬には英語表示のサポートがアップデートされる予定でいるため、間違えて購入&インターナショナル版を待てなかった方でもご安心ください。