先日、GoogleとQualcommがChromebook向けに次世代のSnapdragon SC7280と呼ばれるチップセットを開発し、テストしている可能性についてお伝えしています。
その時点では、特定の機種でテストされているような記載はありませんでしたが、今回もChrome Unboxedが発見した情報によれば、「Herobrine」と「Senor」と呼ばれるボードの開発が始まり、いずれもSnapdragon SC7280を採用したものであるようです。
そのうち「Herobrine」に関しては、SC7280チップを搭載するChromebookのベースボードになることがChromium Gerritの内容から把握できるため、「Herobrine」が新しいChromebookというわけではありません。
例えば”Kukui”と呼ばれるベースボードは、「Lenovo Duet Chromebook(Krane)、「Lenovo 10e Chromebook(Kodama)」などのデバイスの基盤になっていることと同じで、「Herobrine」も今後登場するChromebookの基盤として開発されていることになります。
「Senor」は、「Herobrine」から派生したChromebookとして開発されている可能性が高いですが、現状では詳細はわかりません。
少し掘り下げてみましたが、やはり開発が始まったばかりの現状では情報が限られているため、これらがSnapdragon SC7280を採用していること以外はまだ不明です。
しかし、すでにSnapdragon 7c(SC7180)を搭載するChromebookが発表されているため、その後継かアップグレードとなるSC7280搭載機の開発は早めに進むことが期待できます。
Snapdragon搭載機もようやく出始めたばかりですが、次もしっかりと開発されていますし、これで安定して出てきてくれると嬉しいですね。
Source: Chrome Unboxed