ChromebookでAndroidアプリを使おうと思うと、ウィンドウのサイズ変更やタブレットモードとデスクトップモードの切り替えなどで、操作感についてかなり微妙だと思った経験があるんじゃないでしょうか。
アプリ側の対応を含めてですが、とくにウィンドウサイズの変更をするときに期待どおりに動作しないことがあります。
現在、そういったChromebookでAndroidアプリを使用するときの煩わしさを解消するため、とくにアプリウィンドウ管理に関する問題点について修正が行われているようです。
このアプリウィンドウの改善はAndroid 10で適用された機能ですので、現行のすべてのChromebookがAndroid 9で動作している以上はウィンドウ管理は機能していません。
しかし、上の画像のようにARC++R(Chrome OSのAndroid 11コンテナのこと)におけるテストをしていることから、Chromebook向けにAndroid 11がリリースされることは明らかで、つまりAndroidアプリのウィンドウ管理の改善も示しています。
これらのテストでは、例えばウィンドウの移動やサイズ変更、テキストの折返しの境界設定、アプリの文字サイズの調整などが行われています。
ChromebookでAndroidアプリを使ったことがあれば、こういった問題や悩みを感じたことがあると思いますので、Android 11で修正が行われる可能性があるのは非常にありがたいと思います。
とくに高解像度のChromebookを使っていて、タブレットにすると文字が小さすぎるとか広がりすぎて使いづらいということが多々あるため、そういう点を含めて改善してくれれば、高解像度や大画面のChromebookでもタブレットモードが使いやすくなるはずです。
あとはアプリ側のデスクトップ対応などの問題もありますが、Chrome OS上でのAndroidアプリの動作が改善し、今後も使い勝手の面で改善する可能性があるのは良いことだと思うので、期待したいです。
Source: Chrome Unboxed