先月からChrome OSに追加される新機能のうち、Chromebookの画面をキャプチャする「Screen Capture」というものについて取り上げていますが、現在Canaryチャンネルに実装され、その機能の動作などがユーザーによって投稿されています。
この機能はまだ開発途中ですが、現在Chromebookにデフォルトで備わっているスクリーンショット機能を拡張したようなもので、今後はサードパーティ製の拡張機能やアプリを置き換えることができるかもしれません。
現在、Canaryチャンネルではフラグを有効化することで「Screen Capture」を使うことができます。
これを有効化すると、Chrome OSのタスクバーに項目が追加され、クリックするだけでアクセスが可能になり、キーボードショートカットは”Ctrl + Shift + Overview”の組み合わせで起動します。
このアイコンをクリック、もしくはショートカットを入力すると、以下のようにスクリーンキャプチャーのためのアイコンが画面下に表示され、全体がわずかに暗くオーバーレイ表示されます。
表示されているアイコンを説明しておくと、左側のカメラアイコンがスクリーンショットを示していて、ビデオアイコンがスクリーンレコーダー(画面の録画機能)となります。
真ん中の3つは、左から画面全体、範囲選択、Chromeのタブとなっています。
私がCanaryで試してみたところスクリーンショットは機能していましたが、レコーダーは反応しませんでした。
とりあえずスクリーンショットで範囲選択をした場合の画面表示を紹介しておきます。
いまの範囲選択してスクリーンショットは、一度範囲選択したらそのままスクリーンショットされてしまいますが、新しい機能では範囲選択をした状態のままエリアを移動させたり、エリアの拡大縮小をすることができるため、細かい範囲調整も対応できるようになります。
個人的にはこれだけでも便利になると思いますが、やっぱりポイントになるのはスクリーンレコーダー機能だと思います。
動作は確認できていませんが、アイコンの選択肢を見る感じでは、全体をキャプチャーするのはもちろん、指定したタブのみを録画したりなどに対応できるはずです。
ちなみに録画中はシェルフ部分にアイコンが登場するので、そこで停止操作を行うようになります。
まだこれらの機能は開発中なわけですが、スクリーンショットに関してはかなり良い線を言っていると思います。
レコーダーに関しては、サードパーティ製拡張機能を置き換えることはまだ難しいと思いますが、開発途中の内容を見ていると、ヘビーユーザーでない限りはこの機能でも十分なんじゃないかと思える内容です。
現在はCanaryチャンネルでフラグを有効化しないと使うことはできませんが、授業や仕事で画面を録画する必要があるシーンなどでは十分使える機能になることが期待できますので、早くStableに来てくれると嬉しいですね。