今年になってから、「Hatch」と呼ばれるベースボードから開発されたProject Athenaに順ずるハイエンドなChromebookが多数登場していますが、なぜかGoogleの新しい「Pixelbook」に関しては、あまり情報が出ていませんでした。
しばらく情報がないことで、Googleが独自にChromebookを開発するのを諦めたのではないかという話もあったようですが、今回登場した情報のおかげで今年に登場するかは別としてもまだ開発している可能性が高いようです。
今回の話題もChromeUnboxedの発見によるもので、「Volteer」をベースに派生した「Halvor」と呼ばれているモデルに、アシスタントキーをサポートするという内容のコミットが追加されていることがわかりました。
これまでChromebookの中では、「Pixelbook」と「Pixel Slate」、「Pixelbook Go」というGoogleデバイスのみが専用のアシスタントキーを搭載してきました。
それ以外ではBrydgeとLogicoolがキーボードを出していますが、ChromebookとしてはGoogle以外にありません。
そのため、「Halvor」がアシスタントキーをサポートするということは、このモデルがGoogle製デバイスである可能性が高く、新しい「Pixelbook」であっても不思議はないだろうという考えです。
VolteerとHalvor について
これまでに何度か紹介していますが、一応おさらいとして「Volteer」とその派生である「Halvor」の特長をまとめておきます。
「Volteer」は、11世代となるTiger Lake CPUに対応し、Xeグラフィックアーキテクチャによってグラフィックス性能が強化され、高速化やバッテリー性能の向上、4Kサポート、高性能Webカメラ、USB 4などが搭載されるChromebookとなることが期待されています。
「Halvor」もその派生となるため、同様の性能を有していると考えて良いと思います。
また最新のハイエンドChromebookであるなら、性能と価格のバランスを調整するため一世代前のCPUをあえて搭載した「Pixelbook Go」とは異なり、再びフラッグシップモデルらしい「Pixelbook 2」と呼ばれる可能性も出てきます。
現時点ではまだ情報が限られていますが、専用キーが搭載されるとなると可能性はかなり高いと見て良さそうに思います。
果たして2020年中に登場するかどうかもわかりませんが、期待したいですね。
ちなみに「Pixelbook」と「Pixelbook Go」に関しては実機レビューをまとめていますので、興味のある方はそちらの記事も御覧ください。