過去に画面操作の機能がデュアルスクリーンに対応する可能性があることを伝えていますが、Googleは”Palkia”と呼ばれるデュアルスクリーンを搭載するChromebook(Chrome OSデバイス)をテストしていることがわかりました
Windowsではすでに「ASUS ZenBook Duo」シリーズはじめ、今後登場する「Surface Neo」などデュアルスクリーン対応モデルがいくつか存在します。
そして今回発見されたコミットによれば、「Palkia」にはディスプレイのタッチスクリーン機能が2つあることが示されています。
palkia: separate the gpio pins control for the second touch There are two touch screen controllers on the Palkia device. One is on the lid; another is on the base.
Chromeium Gerrit
この他のコミットなどを参考に見ていくとクラムシェルタイプであることがわかっており、おそらく「ZenBook Duo Pro」のようにディスプレイ画面とキーボード側にもディスプレイがあるスタイルである可能性が高いと思われます。
しかしあくまでも開発途中のデバイスであり、すでに出ているコミットではOEMデバイスではないことやこのデバイスに多くのリソースを支払う必要はないことも書かれています。
そのため、本当に試験的に使われているようですので、この機種自体がリリースされるということではありません。
ちなみに調べてみたところ「Palkia」のベースボードは「Helios」、つまりASUSの「Chromebook Flip C436」のボードを基に開発されているようです。
palkia: initial the ec build This patch is used to initial a new build target for the palkia. Adding a link to helios because the board is similar to helios. We can separate the helios setting once we get the board.
Chromium Gerrit
すでにOEMデバイスでないことが明らかになっているので、だからどうということではありませんが、ASUSの「ZenBook Duo Pro」みたいなデバイスでASUSのChromebookと同じベースボード…だとしたら期待せずにはいれないですね。
現時点ですぐに出てくるデバイスではないですし、メーカーが積極的に開発をしているということではありませんが、今後Windowsなどでもデュアルスクリーンの機種が増えてくればChromebookでもその流れに従って、搭載される可能性は出てくると思います。
少なくとも機能としては対応できることはわかったので、今後の展開次第では面白いことになりそうです。