最近のChromebookのほとんどは、何をせずともChrome OS上でLinuxアプリを利用するCrostiniという機能を使えますが、少し前の機種で、ハイエンドなモデルであってもこの機能を使えないモデルが存在しています。
サムスンの「Chromebook Pro」もそのうちの一つですが、Devチャンネル上にあるChrome OS 82の更新でLinuxアプリの機能が使えたことが、海外ユーザーの報告で明らかになっています。
本来、Chrome OS 82はコロナ騒動の影響でリリースされないことが公式に明らかになっているため、Devチャンネル以外では81から83へとパスして更新されますが、DevチャンネルではChrome OS 82への更新が可能となっていて、そこでLinuxアプリを使うことができたようです。
しかし、DevチャンネルでもChrome OS 83に更新してしまうとこの機能を有効にするフラグ #enable-experimental-kernel-vm-support がなくなってしまうことも明らかになっています。
パスされることが決まったChrome OS 82上で動作していて、しかも83になると機能が廃止されているということになりますので、実際いつユーザーの元に届くのかはわからなくない状況なのが残念ですね。
また、いつ届くかわからないとは言え、「Samsung Chromebook Pro」にLinuxアプリ対応フラグが存在するということは、この点で同じく不遇の扱いを受けていた「ASUS Chromebook Flip C302CA」も対応する可能性が示されたことになります。
ただ「C302CA」については、海外ユーザーの報告によるとまだ対応していないことも明らかとなっています。
以下は「C302CA」のChrome OS 83でのスクリーンショットです。
どちらの機種も結局のところいつ実装されるかわからないし、本当に来るかわからない状況ではありますが、開発は進んでいるのは間違いなさそうです。
今後のChrome OSアップデートに期待したいですね。
参考 Reddit