日本ではGIGAスクール構想に準拠するモデルとして、教育機関向けにいくつものモデルが発表されていますが、海外でも同じような性能を持つ「CTL Chromebook VX11」がCTLから発表されています。
スペック
ディスプレイ | 11.6インチ 1,366 × 768 アンチグレア |
CPU | Celeron N4020 |
RAM | 4GB |
内部ストレージ | 32GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
カメラ | 720p Webカメラ |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×2 イヤホンジャック |
ネットワーク | Intel Wireless-AC 9560 |
バッテリー | 最大12時間 |
その他 | 防滴キーボード 着脱防止キートップ 強化ポートと電源部 落下テストクリア 最大165kg耐圧カバー(オプション) |
サイズ | 292.1×203.2×20.5mm |
重さ | 1.14kg (1.29kg) |
価格 | 229ドル |
スペックと価格はこのようになっています。
教育機関向けChromebookとしては、海外も国内も大きく変わらないスペック構成となっているようです。
11.6インチにHD解像度のアンチグレアディスプレイ、Celeron N4020と4GBRAM、32GBストレージを搭載した2020年のスタンダードと言ってよいモデルです。
ヒンジは最大180度まで開きますが、仕様を見た限りタッチスクリーンには対応していないようです。
Wi-Fi接続には、インテルのAC 9560が搭載され、最大1.7GHzのギガビット通信が可能となっている点が2020年モデルっぽい感じですね。
CTLのChromebookの特長とも言える堅牢性ですが、MILスペックに準拠したとは書かれていないため、いつもの独自基準による堅牢性の保証となっています。
防滴キーボードや着脱防止キー、滑りにくい加工の外装、強化されたポート類や落下テスト済みといった基本的な堅牢性の確保だけでなく、今回はX-PANELと呼ばれる最大165kg(365ポンド)に耐える耐圧カバーもオプションで用意されています。
オプションなしで1.14kgと比較的軽量で、X-PANELを含めても1.29kgと堅牢性を謳うモデルとしてはわりと軽めなので、かなり面白いモデルに仕上がっていると思います。
また、バッテリー駆動時間も最大12時間と学校で使うにも文句のないものですし、価格も229ドルとなっているので、かなりバランスの取れたモデルになっていますね。
堅牢性やホワイトボードに定評のあるCTLから、まるでGIGAスクール構想向けのようなモデルが登場したのでとても楽しそうなんですが、現時点ではそういった話は出ていないため、あくまで海外の教育機関向けモデルという位置づけなので、ご注意ください。
ただ、今回の販売代理店にはSYNNEXが含まれているんですよね…無いとは思いますが、あったらとても楽しい展開になるんじゃないでしょうか。
プレスリリース CTL Announces the Launch of its Affordable Chromebook VX11