最近のChromebookをはじめとしたChrome OS搭載デバイスの動きを見ていると、ついに来たかという感じもありますが、新たな開発コミットでは第9世代の8コアを搭載するデスクトップCPU「Core i7-9700E」のサポートが追加され、さらに”テスト済み”となっていることから、今後ハイエンドなデスクトップCPUを搭載するChromebook(Chrome OSデバイス)が登場する可能性が示されました。
また、dGPU搭載のモデルが開発されていることもお伝えしているとおりですが、Chrome OSデバイスであってもいずれは動画編集や開発用途、ゲーミングと幅広く対応することができるようになるかもしれません。
すでにChromebookとしては、第10世代のCPUが搭載されるなどハイエンドなデバイスがある一方で、一部のモデルを除きCore MやCore iプロセッサでもファンレスが主流となっています。
Core iのUシリーズとファンを搭載しているものでも、モバイル向けのチップセットに分類されるため最大TDPが15Wしかありませんが、これでもChromebookとしては十分なものと言えます。
しかし、今回のコミットで登場した「Core i7-9700E」はTDP65Wのデスクトップクラスのプロセッサとなるため、処理速度は間違いなくトップクラスですし、発熱の問題は気になるとしても、トンデモないデバイスになることは期待できそうです。
本当にこんなスペックのChromebookが…と思われる方もいると思いますが、我々の知らないところで必要としている人がいるんですよ、きっと。
これでGPUとかついたら、というかそもそもChromebookなのかChromeboxなのか、はたまたChromebaseなのかはわかりませんので、今後の情報が楽しみですね。
参考元 CHROME OS IS ADDING SUPPORT FOR MORE-POWERFUL 8-CORE PROCESSORS