これはまた予想していなかった方向からだと思いますが、今回発見された情報によれば、 以前お伝えしているSnapdragon 7cを搭載するChromebookに「Buds」というモデルは、ディスプレイのアスペクト比が約19:9という細長いディスプレイでテストされており、その解像度は2248×1080という、まるでスマートフォンのようなモデルであることがわかりました。
ただ、スマートフォンのようなアスペクト比を採用しているものの、ディスプレイのインチがわかっていないためスマートフォンサイズかどうかははっきりとしていません。
過去の情報では、Snapdragonを搭載するChromebookというのは」Snapdragon 845を搭載した「Cheza」というものをベースで開発が進めらていました。
しかし、その後は855に変更するかもしれないというコミットや7cxを搭載するモデルも存在する可能性が指摘されるなど、かなり変更点が多いシリーズとなっています。
「Buds」に関しては、Snapdragon 7cxを搭載する方向で進行しているようですが、今回報告されたディスプレイがChromebookとしてはかなり異例であることが気になるところです。
CHROMIUM: config: Enable Visionox rm69299 panel
The panel is used by the SC7180 IDP board (aka ‘bubs’).
Chromium Gerrit
このVisionox rm69299 panelに関するコミットを見ると、ディスプレイサイズが2248×1080であることがわかります。
さらにAMOLEDを採用したディスプレイである可能性があるようですので、本当にスマートフォンみたいな感じですよね。
ちなみにChromebookで最初にAMOLEDを採用したのはSamsungの「Galaxy Chromebook」ですし、Samsungの得意分野なのでちょっと怪しいですが、「Buds」がどこのメーカーのものかは定かではありません。
今回の情報のように、Snapdragon 7cxを搭載して、この解像度とアスペクト比、AMOLEDを採用するとなれば、スマートフォンサイズのChromebookではないかという疑問が自然に生じてくると思います。
もちろん、現時点では情報が限られているため、開発が進んで行った先にどうなるかはわかりませんし、そもそもスマートフォンサイズかもわかりませんが、少なくともモバイル向けのChromebookであり、それが開発されているとなれば、かなり面白いことだと思います。
というか、UMPCをはじめ「F(x)tec Pro」などAndroidで動作するモバイルデバイスがあるわけなので、そこでChrome OSが動作するモデルが登場しても不思議ではないと思います。
個人的にはこういう変わり種や小さいモノが好きなので、8インチ未満のデバイスだったらと思うと…今後の情報に期待ですね。