11月にGoogleから「Stadia」というゲームプラットフォームがリリースされて以来、限られた中でも一応ゲームをプレイする環境が整いつつあるChromebookですが、どうやら「Steam」も公式サポートできるよう開発を進めているとの報告がありました。
ここにSteam開発元のValveが協力しているのかは明らかになっていませんが、少なくともGoogle側はやる気でいるようです。
Chromebookで動作するSteamクライアントは、おそらくChrome OSのLinux互換(Crostini)機能を利用したものになると言われています。
しかし、実際にCrostini機能を利用している方には体感としてわかると思いますが、現状では純なLinux環境と比べても動作感やグラフィックス性能などパフォーマンスがかなり劣っています。
リモートプレイでもたぶん、厳しいくらいの感じですよね。
また、ローカルで起動するとしても、性能面で言ってもごく僅かなハイエンドChromebookのみがその対象となりますし、そもそもChromebookのCrostini上ではGPUアクセラレーションが制限されているため、現状ではパフォーマンスはあまり良くないことは明らかです。
参考元によれば、今後この現状を変えることのできるモデル、例えばグラフィックス性能が強化された、より強力なAMDのAPUを搭載するChromebookを投入する可能性も示唆されたと伝えています。
ここでふと思い出したのが、CES 2020で発表されているThunderbolt 3ポートを搭載したLenovoの「IdeaPad Flex 5 Chromebook」の存在。
何に使うんだよ!外部GPUでゲームでもやるか!?とか思ったりもしましたが、もしかしたらそんな冗談も本当になるかもしれません。
とは言え、問題だらけなので、本当になるとしてもかなり先のことになりそうですし、ぶっちゃけそこまでするならWindows PCとかゲームハード買った方が早い気がしますけどね(笑)
いずれにしても、現時点ではまだ課題は盛りだくさんなので、今すぐサポートされるということはありませんが、ChromebookでもPCゲームができれば…と思って方にとっては希望となりそうです。
参考 Exclusive: Google is working to bring official Steam support to Chrome OS