この記事では、2025 年 10 月 11 日から 17 日の 1 週間にあった、Google Workspace および関連サービスの主なアップデートをまとめています。
今週は Google Meet に AI を活用したメイクアップ機能が追加されたほか、Google スプレッドシートの AI 機能が Google 検索と連携して強化されました。また、Google Keep のリマインダーが Google Todo リストに統合されるなど、日々の業務効率化に繋がるアップデートが含まれています。
以下、各トピックの詳細について簡単に紹介します。
Google Meet で AI を活用したメイク機能が登場
Google Meet に、AI を活用した新しいメイクアップ機能が追加されました。

12 種類のスタジオメイクを選択することができ、AI が顔の動きを認識し、コーヒーを飲んだり顔に触れたりしても、メイクアップはシームレスに維持されます。
Google スプレッドシートの AI 機能が Google 検索と連携
Google スプレッドシートの AI 機能が強化され、Google 検索の検索結果を自動的に参照できるようになりました。これにより、Web 上の最新情報にアクセスし、より正確でタイムリーな回答をプロンプトに基づいて生成できます。
スプレッドシートの AI 機能は、テキスト生成、情報要約、データ分類、感情分析などをセルから直接行う機能として以前発表されていましたが、今回のアップデートでさらに強力になります。
Google Keep のリマインダーが Google Todo リストに自動保存
昨年発表された通り、Google Keep のリマインダーが Google Todo リストに自動的に保存されるようになりました。
これにより、Keep のリマインダーを Google カレンダーや Todo リストアプリでタスクとして表示したり、Gemini アプリ (Todo リスト拡張機能経由) でリマインダーについて質問したりできるようになります。
この変更に伴い、既存の日付/時刻ベースの Keep リマインダーも自動的に Google Todo リストに保存されます。
Gmail で会議時間を簡単設定「Help me schedule」
Gmail に組み込まれた Gemini に、メールの文脈から会議時間調整の意図を検出し、スケジュール設定を支援する「Help me schedule」ボタンがツールバーに追加されました。

このボタンをクリックすると、Gemini があなたの Google カレンダーとメールの内容に基づいて、最適な会議時間帯の候補を自動的に提案します。
モバイル版 Google チャットで共有ファイルを Gemini が要約
モバイル版 Google チャットで、共有されたファイルのプレビューカードに表示される「このファイルを要約する」ボタンをタップするだけで、Gemini がファイルの内容を要約してくれるようになりました。チャットを離れることなく、ファイルの概要をすばやく把握できます。
NotebookLM の「動画解説」が全年齢対象に
Google Workspace for Education のすべての年齢のユーザーが、NotebookLM の「動画解説」機能を利用できるようになりました。ドキュメント、スライド、グラフなどを、AI ナレーション付きの解説動画に変換できます。
AppSheet で Gemini を活用した AI タスクが利用可能に
AppSheet Enterprise Plus ユーザーは、Gemini を活用した新しい AI タスクを既存の AppSheet 自動化プロセスに追加できるようになりました。
AI タスクは、データの抽出 (Extract, Extract Rows)、分類 (Categorize)、要約 (Summarize) といった機能を実行できます。
Google スプレッドシートの Gemini が複数ステップのタスクに対応、編集機能も拡張
Google スプレッドシートに組み込まれた Gemini の編集機能が拡張され、単一のプロンプトで複数のアクション (ピボットテーブル作成、フィルタ適用、条件付き書式設定など) を一度に実行できるようになりました。
これにより、指示を単純化したり、複数のプロンプトを入力したりする必要がなくなり、ワークフローがよりスムーズになります。
Gemini アプリに組織のロゴが表示
他の Google Workspace サービスページと同様に、ビジネスアカウントまたは教育アカウントで Gemini アプリを使用している場合、ユーザーのプロファイル写真の横に所属組織のロゴが表示されるようになりました。
事業継続性をサポートする Business Continuity エディションが登場
プライマリシステムが侵害された場合に組織の業務継続を支援する、新しい Business Continuity エディションが導入されました。
このエディションは、主要な非 Google Workspace コラボレーションプラットフォームと連携する堅牢なバックアップソリューションとして機能し、必要な時にアクティブ化できる安全で使い慣れた環境を提供します。
Gemini のフラッシュカード機能が全年齢対象に
Google Workspace for Education のすべての年齢のユーザーが、Gemini のフラッシュカード機能を利用できるようになりました。クイズの結果や他の教材に基づいて、フラッシュカードや学習ガイドを即座に作成するよう Gemini に依頼できます。
これにより、主要な概念を確認し、学習を強化するためのシンプルで効果的な方法が提供されます。