この記事では、2025 年 10 月 11 日から 17 日までの 1 週間にあった、Chromebook / ChromeOS および関連するサービスなどについての主なニュースやアップデートをまとめています。
- ChromeOS 141 メジャーアップデート展開
- ChromeOS LTS 138 メジャーアップデート展開
- Dell、教育向け 11.6 インチ新モデルを日本で発表
また、これらの最新情報に加えて、開発中の MediaTek MT8189 を搭載する Chromebook の開発状況のまとめや、ChromeOS 141 の新機能に関する情報をお伝えしています。
以下、各トピックの詳細を簡単に紹介します。
ChromeOS 141 メジャーアップデートが展開
Google はほぼ予定どおりに、ChromeOS および ChromeOS Flex デバイスに向けて ChromeOS 141 安定版のメジャーアップデートを展開しました。
サポートされるほとんどの Chromebook がアップデートされていますが、Kompanio Ultra を搭載した Chromebook Plus や、一部の教育向け Chromebook が 140 のままとなっています。おそらく次回のマイナーアップデートで ChromeOS 141 に更新されることが見込まれます。
このアップデートでは、複数の脆弱性への修正と、バッテリー充電管理機能の設定 UI が導入されました。
また、今回のアップデートで確認された小さな変更点として、以下のような変更がありました。
ChromeOS LTS 138 メジャーアップデートが展開
企業や学校などで導入される ChromeOS Long Term Support (LTS: 長期サポート) チャンネルにおいて、バージョン 132 から 138 へのメジャーアップデートが展開されました。
管理者が特定のバージョンに固定していない限り、対象となる Chromebook 等は ChromeOS LTS 138 へと自動的にアップデートされます。
LTS-138 は、これまでの Long Term Support Candidate (LTC-138) をベースに正式リリースされたもので、ChromeOS 138 系の安定した機能と最新のセキュリティパッチが含まれています。
Dell が Intel N150 搭載 Chromebook 11 を教育市場向けに発表
昨年教育市場向けにリリースされた Intel N100 搭載モデルのマイナーチェンジとなる、Intel N150 搭載の 11.6 インチ「Dell Chromebook 2-in-1」が日本で発表されました。
このモデルは従来モデルと同様に堅牢性を備えつつ、パフォーマンスを向上させ、オプションで 5G 対応モデルも用意されています。
一般向けではないため、価格や見積もりなどについては、Dell に直接問い合わせる必要があります。
MT8189 搭載 Chromebook の開発状況まとめ記事
2026 年のリリースが期待される、MediaTek の未発表チップ MT8189 を搭載する Chromebook の開発状況をまとめた記事を公開しました。
これまでに 11 機種の開発が確認されており、いくつかの機種については仕様が少しずつ明らかにされています。また、以前にベンチマークも登場しているため、性能についてのヒントなども得られています。
まとめ
多くの Chromebook ユーザーは ChromeOS 141 へとアップデートされているため、導入された新しいバッテリー充電管理機能を確認してみることをお勧めします。
各ニュースの詳細な情報や、MT8189 搭載モデルに関する続報については、記事内に記載されている「関連記事」をご確認ください。来週も引き続き、ChromeOS の動向や新製品情報に注目していきます。