ChromebookのWebカメラにオプション機能が追加され、細かい調整が可能になるかも

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現在、GoogleはWebカメラのオプションとして明るさなどの調整を可能にする機能を開発中のようです。

この情勢の中、リモートワークやビデオ会議でChromebookを使っている方も多くなっていると思います。

じっくり使わないと気づかないところかもしれませんが、コスト削減の影響もあってか、ChromebookのWebカメラは必要最低限な性能になっていることが多く、Chrome OS(アプリ)側でも制限されていることが多々あります。

なかでも、明るさなどの調整もできないことは皆さんも不満を感じるところだと思います。

ちなみにアプリ側の制限といえば、おふぃすかぶさんが記事の中でも触れていましたが、現状Google Hangoutのアプリでは、たとえ外部カメラがそれ以上の性能であっても720p(高画質)に制限されています。

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複数のオプション設定をテスト中

そして現在、Googleではソフトウェア側で”明るさ”や”コントラスト”などを調整するように修正に取り組んでいることが、ソース上から明らかになりました。

また、Chromebookに搭載されているWebカメラだけでなく、外付けカメラと両方でいくつかの機能がテストされています。

camera: Support some MediaTrackCapabilities This CL adds brightness, contrast, saturation, sharpness, pan and tilt support.

Test brightness, contrast, saturation and sharpness on the built-in camera of eve. Test pan and tilt on huddly go camera.

Chromium Gerrit

このテストでは、Google Pixelbook(eve)のWebカメラと外付けのHuddly Go Cameraで行われています。

[amazon asin=”B076BKP7PY” kw=”Huddly GO Camera, 0,6m Including USB 3 Type Cto A, 7090043790009 (Including USB 3 Type Cto A 0,6 m Laptop Cable)”]

これによって、個々のビデオ会議だけでなく外部カメラを使用した会議室での会議などでも、これらの機能が利用できるようになることがわかります。

しかし、現時点ではカメラアプリを利用したテストを行っているようで、実際に会議で使用されるGoogle Meetやその他のビデオ会議アプリにこの設定が反映されるかははっきりとしていません。

もしこれがMeetなどに反映されないと意味があまりないわけですが、ちゃんと反映されれば、カメラの性能や光源、居場所の問題に大きく左右される問題が解決するはずです。

まだ開発途中の機能と言えるので、すぐ登場ということではないと思いますが、おそらく近いうちにアップデートされるものと予想されます。

…それまでに日本もリモートワークの文化が少しでも定着していると嬉しいのですが。

参考 CHROMEBOOK CAMERAS BEING TESTED WITH MORE ADVANCED IMAGING OPTIONS FOR BETTER VIDEO CHATS

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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