米国では、Google が11 月初旬に発表していたように、Google マップのナビゲーションが従来の Google アシスタントから Gemini へと移行し始めたことが確認されています。
このアップデートは運転中の音声操作だけでなく、公共交通機関、徒歩、自転車といったすべてのナビゲーションモードを対象としている点が特長です。
また、ナビ中に画面右上へ表示される 4 色のマイクアイコンは、Gemini を示す青色系の“スパーク”アイコンへ切り替わるなど、UI にもいくつかの変更が加えられています。
米国で段階的な展開を開始
今回の変更で新たに確認されたのは、Gemini がナビゲーション中でも Gemini アプリ(拡張機能)を利用できるようになっている点です。
これにより、移動中でもメールの要約確認や Google カレンダーの予定チェック、Spotify などの音楽アプリの操作といった機能が、Google マップ内から直接行えるようになります。Android では、電話の発信やメッセージの送信にも対応します。
また、Gemini との会話中に追加の質問を投げかけると、前後の文脈を踏まえて回答してくれるため、ルート上の立ち寄り先を探したり、営業時間や混雑状況を確認したりといった場面でも、よりスムーズに操作できます。
こうした機能自体は 11 月初旬の発表時点で案内されていたものの、実際に走行中のナビで利用できる挙動が確認されたのは今回が初めてです。
現時点では一部のアカウントに限られているものの、Google の予告どおり米国内のユーザーから段階的に提供が広がっていると見られます。
日本での展開時期は明らかになっておらず、日本語で文脈に沿った会話操作がどの程度実現するかも現時点では不明です。なお、筆者のデバイスでは記事執筆時点で引き続き Google アシスタントのままとなっています。
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出典: 9to5Google


