Google Play 開発者サービス v25.46 (2025年11月24日) などのアップデートがリリース

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Google Pixel 9 Pro Fold で Google Play 開発者アップデート後に再起動を促されているところの写真

Google は 2025 年 11 月 24 日付で Google Play 開発者サービス v25.46Google Play ストア v49.0、および 11 月20 日付けの Android WebView v143 の最新アップデート内容を公開しました。

今回のアップデートでは、デバイス接続性や位置情報、ウォレット連携、さらに広告処理を含む複数の領域で新しいデベロッパー向け API が追加され、アプリ動作の安定性やセキュリティ強化につながる内容が中心です。

Google システムアップデートは、Play ストアや Android のバックグラウンド機能を改善するもので、セキュリティやアプリ機能に関わる重要な更新が継続的に行われています。

以下に、今回の Google システムアップデートにおける主な変更点をまとめます。

目次

Google Play 開発者サービス v25.46(2025 年 11 月 24 日)

Google Play 開発者サービスは、Android OS の中核機能や Google 製アプリの動作を支える重要なコンポーネントです。v25.46 のアップデートには以下の変更が含まれます。

  • デベロッパー サービス
    • [スマートフォン] Google とサードパーティのアプリ デベロッパー向けの新しいデベロッパー機能を追加し、広告関連処理をアプリ内でサポートできるようになりました。
    • [スマートフォン] 位置情報とコンテキストに関する処理をアプリ内でサポートする新しいデベロッパー機能を追加しました。
    • [スマートフォン] デバイスの接続性に関する処理をアプリ内でサポートする新しいデベロッパー機能が追加されました。
  • デバイスの接続性
    • [スマートフォン] メディアオブジェクトおよびメディア出力スイッチの「デバイスの候補」セクションに、ワンタップ転送デバイス候補チップが表示されるようになりました。
    • [スマートフォン] デバイス接続関連のサービスに関するバグを修正しました。
    • [スマートフォン] デベロッパー向けの新しい接続性 API を追加しました。
  • セキュリティとプライバシー
    • [スマートフォン] URL を共有してアイテム位置を共有する Find Hub 機能をサポートするため、位置情報の暗号化と集約を管理するサービスを追加しました。
  • システム管理
    • [Auto、PC、スマートフォン、TV、Wear] システム管理と診断関連のサービスに関するバグを修正しました。
    • [Auto、PC、スマートフォン、TV、Wear] システム管理サービスを更新し、セキュリティを改善しました。
    • [スマートフォン] Google Play Games のプロフィール設定画面を、ゲームプレイ中のより適切なタイミングで表示できるようになりました。
  • ウォレット
    • [スマートフォン] Google ウォレットの Web サイトにある新しい設定ページへのリンクが表示されるようになりました。

これらの更新により、広告・位置情報・接続性などアプリが扱う領域のサポートが拡大し、デバイス間の連携やシステム管理の安定性も改善されています。あわせて、ウォレットやゲーム設定の使い勝手も向上しており、全体としてアプリ動作とサービスの利便性を高める内容となっています。

Google Play ストア v49.0(2025 年 11 月 24 日)

Google Play ストアは、Android アプリやゲーム、映画などをダウンロード・購入できるプラットフォームです。v49.0 のアップデートには以下の変更が含まれます。

  • [PC、スマートフォン] 追加特典が得られるオプションのタスクを含め、完了するタスクを選択できるように、システムの柔軟性を高めました。
  • [スマートフォン/英国] アプリ、ゲーム、書籍のページにリンクされている Google Play 利用規約を通じて、取引業者および取消権の詳細を確認できるようになりました。

今回の更新では、タスク機能の柔軟性向上や規約表示の改善が行われ、ユーザーが必要な情報にアクセスしやすくなっています。

地域要件への対応も進められており、ストア利用時の分かりやすさが高まる内容になっています。

Android WebView v143(2025 年 11 月 20 日)

Android WebView は、アプリ内でウェブコンテンツを表示するための重要なコンポーネントであり、多くの Android アプリの動作に影響する基盤機能です。v143 のアップデートには、以下の変更が含まれています。

  • 不正な広告フォーマットに対する従来の保護を強化し、ユーザーエクスペリエンスを改善しました。
  • セキュリティとプライバシーの改善およびバグ修正を実施しました。
  • Google とサードパーティのアプリ デベロッパー向けに、アプリ内でのウェブコンテンツ表示をサポートする新しいデベロッパー向け機能を追加しました。

不正広告への保護強化やセキュリティ改善が進んだことで、Web コンテンツ表示の安全性が向上しています。

あわせて新しいデベロッパー向け機能が追加され、アプリ内の Web 表示がより柔軟に扱われるようになりました。

まとめ

2025 年 11 月後半の Google Play システムアップデートでは、Google Play 開発者サービスを中心に、広告・位置情報・接続性といったアプリの基盤となる領域で新しいデベロッパー向け機能が追加され、サービス全体の拡張が進められました。

あわせてシステム管理やセキュリティに関する改善も行われており、各デバイスでの安定性向上が期待できます。

また、Google Play ストアではタスク機能の柔軟化や規約表示の改善が行われ、Android WebView では不正広告への保護強化やセキュリティアップデートが実施されています。

これらのアップデートはサーバー側で段階的に展開されており、日本を含めて端末や地域によっては数日遅れて反映される場合があります。

出典: Google システムサービスリリースノート

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著者情報

尾村 真英のアバター 尾村 真英 Technical Writer

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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