Google が提供する Pixel スマートフォンの定番ウィジェット「スナップショット(At a Glance)」に、ホーム画面から完全に非表示にできる新しいオプションが追加される可能性が明らかになりました。
この変更は、最新の Android Canary 2511 ビルドで発見されたもので、Pixel 6 以降のデバイスで動作が確認されています。なお、記事執筆時点では筆者の環境(Pixel 10 Pro)では同様のオプションは確認できていません。
ホーム画面の「スナップショット」を完全にオフにできるトグルが追加
最新の Android Canary では、スナップショット設定内に「ホーム画面に表示(Show on home screen)」という新しいトグルが追加されていることが確認されています。このスイッチをオフにすると、Pixel Launcher のホーム画面上からスナップショットが完全に非表示となります。

一方で、ホーム画面は非表示になるものの、ロック画面と常に表示状態のディスプレイ (AOD) には引き続き表示される挙動が報告されています。
そのため、通知や予定の確認といった便利さは維持しつつ、ホーム画面のレイアウトだけをより自由にカスタマイズできる可能性があります。
なお、Android Authority によれば Android System Intelligence のバージョン B.17.playstore.pixel10.825046611 を含む最新の Canary ビルドで動作を確認できたとのことです。
長年の Pixel ユーザーの悩みに応える変化
スナップショットは Pixel 体験を象徴するウィジェットとして進化を続けてきましたが、「完全にオフにできない」問題 は以前から多くのユーザーに指摘されていました。
現行の安定版では、スナップショットを設定でオフにしても日付などの表示が残るため、ホーム画面をスッキリさせたいというユーザーにとって完全な非表示ができません。このため、サードパーティ製ランチャーに乗り換えて対応するケースが多く、純正 Pixel Launcher によるカスタマイズ性の低さが課題となっていました。
今回 Canary で見つかった新トグルは、Google がユーザーからの要望に応える取り組みをしていることを示しています。
まとめ
今回の新オプションはあくまで Android Canary(開発中の最先端ビルド)限定 のものですが、もし今後のベータ版や安定版にも採用されれば、Pixel デバイスのホーム画面のカスタマイズ性が大きく向上するアップデートとなります。
今後の提供状況や仕様の変化が確認でき次第、続報をお伝えします。


