Google は、約 2 か月の遅れを経て、Android 16 QPR1 のソースコードを Android Open Source Project(AOSP)で公開しました。
これにより、開発者やカスタム ROM プロジェクトが最新の QPR1 コードを利用できるようになりました。
Android 16 QPR1 のソースコードがようやく公開
Android 16 QPR1(Quarterly Platform Release 1)は、9 月上旬に Pixel デバイス向けに配信が開始されましたが、従来と異なりソースコードが公開されない状態が続いていました。
Google は当時「数週間以内に公開する」と説明していましたが、今回ようやくその約束が果たされました。
今回の公開により、「android16-qpr1-release」というブランチが複数のリポジトリで追加され、開発者やコミュニティがアクセス可能になっています。
カスタム ROM プロジェクトの更新も可能に
AOSP の更新によって、LineageOS などのカスタム ROM プロジェクトが QPR1 のコードをベースに再構築できるようになりました。
今後、主要なコミュニティプロジェクトが順次リベースを進めるとみられます。一方で、Google がソースコードの公開を遅らせた理由は明らかにされていません。
ただし、今回のタイミングが 11 月の Pixel Drop 直後であることや、Snapdragon Summit で発表された「Android 搭載 PC」に関する動向との関連を指摘する声もあります。
まとめ
Android 16 QPR1 は、Material 3 Expressive やデスクトップモードなど、UI とマルチデバイス対応の進化が特徴でした。
今回の AOSP 公開によって、これらの変更がどのように実装されているのか、開発者コミュニティによる解析が進むことが期待されます。


