Google は、Google TV 向けの音声アシスタント機能「Gemini for TV」を、Google TV Streamer に順次展開し始めたことを発表しました。
これにより、従来の Google アシスタントに代わり、Gemini を使用してより自然な会話形式でコンテンツ検索や学習支援が行えるようになります。
記事執筆時点では、筆者の所有する Google TV Streamer での展開はまだ確認することができませんでした。
Google アシスタントから Gemini へ進化
Gemini for TV は、テレビ上での操作を AI が支援する新しい音声アシスタントです。たとえば「ドラマが好きだけど妻はコメディが好き。二人で楽しめる映画を教えて」と話しかけると、両者の好みに合った作品を提案してくれます。
また、「アウトランダーの前シーズンの最後はどうなった?」や「最近話題の医療ドラマは?」と尋ねると、関連する番組や動画をすぐに表示します。
学習やスマートホーム操作にも対応
Gemini for TV はエンタメだけでなく、教育や日常の学習支援にも対応しており、「小学生に火山の噴火を説明して」や「DIY の手順を教えて」といった質問にも答え、関連する YouTube 動画を表示します。
さらに、「裏庭のカメラを見せて」などのスマートホーム操作にも対応し、テレビを中心に家庭内のデバイスを連携できます。
設定方法と提供時期
Gemini for TV は、Google TV Streamer のリモコンにあるマイクボタンを押すことで起動できます。利用可能になったら、設定メニューから以下の手順で管理することができます。
- [設定] > [アカウントとプロフィール] > [自分のアカウント] > [音声アシスタント] > [Gemini for TV]
設定内容は Google Home アプリからも変更可能です。
このアップデートは 2025 年 11 月 10 日から段階的に展開が始まり、今後数週間かけてすべてのユーザーに提供される予定です。
なお、記事執筆時点では筆者の Google TV Streamer ではまだ利用できないことを確認しています。
出典: Google


