Google は、Google チャットのダイレクトメッセージおよびグループダイレクトメッセージに「インラインスレッド」機能の提供を開始しました。
これにより、スペースと同様に特定のメッセージにスレッド形式で返信できるようになり、会話の流れを整理しやすくなります。
記事執筆時点では、HelenTech の管理する Google Workspace アカウントで変更を確認することはまだできませんでした。
DM でもスレッド返信が可能に
これまで Google チャットでは、インラインスレッド機能がスペースに限定されていましたが、今回のアップデートにより、1対1の DM や複数人のグループ DM でも同様の操作が可能になりました。
特定の話題に対して返信をまとめられるため、長いやり取りの中でも情報が埋もれにくくなり、チームでの会話をより効率的に進めることができます。
この機能は管理者やエンドユーザーが設定を変更する必要はなく、自動的に有効化されます。
展開スケジュールと対象プラン
この機能は以下のスケジュールで展開されます。
- 即時リリースドメイン:2025 年 11 月 5 日から最大 15 日間で段階的に展開
- 計画的リリースドメイン:2025 年 11 月 19 日から最大 15 日間で段階的に展開
この機能はすべての Google Workspace ユーザー、Workspace Individual サブスクリプション、そして個人の Google アカウントに提供されます。
Google は、チャットの操作性向上とユーザーからの要望への対応を進めており、今回の変更も「会話の一貫性を高める」ことを目的としています。特に業務チャットで複数の話題が並行する場合に、DM でもスレッド管理が可能になるのは大きな改善といえます。
ウェブ版、モバイルアプリの指定はないため、ブラウザベースの Chromebook からでも利用可能になる見込みです。


