Gemini の「Deep Research」が Gmail とドライブなどをソースとして選択できる可能性が報告

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Google が提供する AI「Gemini」の高度な調査機能「Deep Research」に、まもなく Gmail や Google ドライブ、Google チャットなどをソースとして指定できる新機能が追加される可能性があることがわかりました。

これは Android Authority が Google アプリ(バージョン 16.44.59)の APK 解析によって確認したものです。

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「Deep Research」でソースを選択可能に

Gemini の Deep Research は、ユーザーが入力したテーマについて AI が関連情報を深く分析し、要約レポートを作成する機能です。

これまでは個別にアップロードしたファイルや画像を中心に分析していましたが、今回の発見によると、Gmail、Google ドライブ、Google チャット、Web 検索などのソースを個別に指定できるようになるとみられます。

画面内には「Sources (ソース)」ボタンが追加されており、ユーザーは検索範囲を「Web」、「Gmail」、「ドライブ」、「チャット」などから選択可能です。これにより、AI が直接メールやクラウドストレージを横断的に検索し、関連するファイルやメッセージをまとめて調査できるようになります。

従来との違いと利点

現在の Deep Research では、Google ドライブ内のファイルを手動で選択する必要があります。しかし新しい仕組みでは、ドライブ全体や Gmail 受信トレイ全体を対象にできるため、「特定のファイル名を探す手間が省ける」点が大きな利点です。

また、Web 検索を除外して社内ドキュメントやメールのみを対象にすることも可能なため、機密性の高い業務やハルシネーションを避けたい業務にも適しています。

AI による業務支援の広がりも

今回の改良はまだ一般ユーザーには提供されておらず、現時点ではテスト段階ですが、将来的に Workspace と Gemini がより深く連携すれば、社内検索やレポート作成の自動化が一段と進む可能性があります。

特に Google Workspace ユーザーにとって、社内ドライブやメールを自動で分析できる仕組みは、レポート作成やナレッジ検索の効率化につながることが期待されます。

出典: Android Authority

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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