Google のキーボードアプリ「Gboard」に新しいカスタマイズオプションが追加され、キーボード上の「ピリオド(.)」と「カンマ(,)」キーを非表示にできるようになりました。
見た目をすっきりさせたいユーザーや、誤入力を減らしたい人にとって嬉しい変更ですが、この変更は English (US) などの海外言語キーボードで反映され、日本語の QWERTY 英字入力では反映されないことに注意してください。
新オプションの場所と使い方
新しい設定は、Gboard の [設定] > [設定] 内に追加された [カンマキー] と [ピリオドキー] のトグルで利用できます。これらはデフォルトで有効になっていますが、オフにすることでキーボード下段のキー配置が変更されます。

両方をオフにすると、下段には「?123」キーと「Enter」キーだけが残り、スペースバーが横に広がったシンプルなレイアウトになります。見た目がスッキリし、特に小型スマートフォンでの誤タップ防止にも役立ちます。


入力操作への影響
ピリオドキーをオフにしても、例えば英語入力の場合はスペースキーを 2 回連続で押すことで自動的にピリオドを入力できるため、文末入力の手間は変わりません。
一方、カンマキーを消すと直接入力ができなくなるため、英語などでカンマを頻繁に使うユーザーにはやや不便になるかもしれません。
そのため、例えば「ピリオドだけ非表示にして絵文字キーを残す」といった選択も可能で、左右対称な見た目を保ちつつ利便性も確保できます。
バージョンと提供状況
この変更は Gboard バージョン 16.0 以降で順次配信されており、ベータ版・安定版の両方で広く展開が確認されています。
すでに「フォントサイズ設定」機能の一般提供も始まっており、Google は Gboard の見た目と操作性の自由度を段階的に高めていることが分かります。
なお、冒頭でお伝えしたように、日本語キーボードの「英字入力は QWERTY」にはこの変更は反映されないため、オフにしてもカンマとピリオドは表示されたままになります。

まとめ
Google は Gboard アプリにおいて、これまでも AI 文書作成ツールやオートフィル機能など、多彩な機能拡張を続けてきましたが、今回のようなシンプルな外観カスタマイズにも取り組んでいます。
細かい見た目や入力のしやすさにこだわりたい人は、設定を確認してみてください。
ちなみに、この機能は今年 3 月に最初に取り組みが発見され、8 月頃にテストしていることが報告、そして現在広くユーザーに展開されました。
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出典: 9to5Google