Chromebook が ChromeOS 141 へとアップデートされたことにより、OS 再起動後に以前開いていたPWA(プログレッシブウェブアプリ)を自動で復元する機能が、すべてのユーザー向けの標準機能として正式に導入されました。
これにより、OSアップデートや再起動後の作業再開がよりスムーズになります。
ユーザーによって異なっていた挙動が標準機能として統一
先日リリースされた ChromeOS 141 安定版において、OS を再起動した際に、以前まで起動していた PWA が自動的に復元される機能が正式に導入されました。
この機能は、Google の段階的な機能展開により、一部のユーザー環境では以前のバージョンから利用可能でした。実際に筆者の環境では、ChromeOS 140 の時点で特別な設定なしに PWA が自動復元されていました。
しかし、Reddit の報告によると、多くのユーザーにとってはバージョン 140 までは試験運用機能(フラグ)を有効にする必要があったようです。
今回の ChromeOS 141 へのアップデートで、この機能がすべてのユーザーに対して標準で有効となり、これまで挙動が異なっていた状況が解消されました。
試験運用フラグの廃止へ
この PWA 自動起動機能は、以前は chrome://flags から #enable-run-on-os-login というフラグを有効にすることで利用できるものでした。

ChromeOS 141 では、この機能が標準搭載されたことに伴い、このフラグは廃止されています。これにより、ユーザーは特別な設定を意識することなく、デフォルトでこの機能の恩恵を受けられるようになります。
まとめ
ChromeOS 141 で PWA 自動復元機能が正式導入されたことは、特に複数のPWAを日常的に利用するユーザーにとって、作業効率を大きく向上させる歓迎すべき改善点となりました。

出典: reddit