YouTube は、モバイル・Web・テレビアプリにおいて、動画プレーヤーやコメント欄などのデザインを刷新する大規模アップデートを開始しました。
新しいデザインは「より直感的で表現豊かな」操作環境を目指したもので、10 月 13 日の週からグローバルで順次展開されています。
各プラットフォームで刷新された新しい動画プレーヤー
YouTube は、動画プレーヤー全体を再設計し、操作ボタンやアイコンを見直すことで、コンテンツをより邪魔しないレイアウトを導入しました。
テレビ版では、動画のタイトルやチャンネル情報が左上に移動し、再生・停止ボタンを中央に配置。評価、コメント、保存といった操作は「ピル型」のまとまったボタン群として整理されました。
モバイル(横画面)や Web 版では、主要コントロールを左寄せに再配置し、よりシンプルで統一感のある表示へと変更されています。
また、ダブルタップによるシーク操作(早送り・巻き戻し)の動作も更新され、アニメーションがより滑らかで控えめなものになりました。
モバイルアプリでは、タブ間の移動が自然につながるようモーションデザインも最適化されています。

視聴操作を快適にする新しいアニメーションと動作
今回のアップデートでは、以下のような新しい操作・演出も追加されています。
- カスタム高評価アニメーション: 一部の動画では、いいねボタンを押すとコンテンツに応じたアニメーションが再生されます。音楽動画では音符、スポーツ動画では試合をモチーフにしたビジュアルが表示されるなど、再生中の内容に連動した演出が加わります。
- ダブルタップでスキップの改良: 動画の早送り・巻き戻し操作がより滑らかで、再生を妨げないモダンな表示に変更されました。
- 動画保存操作の刷新: 「後で見る」やプレイリストへの追加が、よりスムーズで視覚的に行えるようになりました。
- コメントのスレッド表示: コメント欄のリプライが階層構造で整理され、読みやすく分かりやすい構成に改善されています。
また、モバイルアプリではタブ間の移動アニメーションが最適化され、画面遷移がより自然に感じられるようになっています。
今後も継続的な改善を予定
YouTube は「コンテンツやクリエイターの活気を反映するデザインに刷新した」としており、今回の更新はプラットフォーム全体の一体感と操作性を高める取り組みの一環としています。
この更新により、YouTube 全体がよりダすでに段階的なロールアウトが始まっており、今後数週間で全ユーザーに反映される見込みです。記事執筆時点では、筆者の環境で確認することはまだできませんでした。
出典: YouTube