Pixel カメラ 10.1 がリリース。Material 3 Expressive デザインの採用と FPS 最適化機能を追加

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Google は Pixel 10 シリーズに続き、既存の Pixel デバイスにも「Pixel カメラ」アプリのバージョン 10.1 へのアップデートの配信を開始しました。

今回のアップデートでは、Material 3 Expressive デザインへの刷新と、新しい動画撮影機能「FPS の最適化」が導入されています。

目次

Material 3 Expressive による UI 刷新

Pixel カメラ 10.1 では、撮影画面や設定画面のデザインが全面的に見直され、より統一感のある Material 3 Expressive スタイルが採用されています。

撮影画面のシャッターボタンは、これまでの外枠付きデザインから「塗りつぶしの円」と透明リングに変更され、左右の切り替えボタンも角丸の四角形に統一されました。また、最後に撮影した写真のプレビューアニメーションも変更されています。

設定メニューでは、非アクティブな項目が角丸四角、選択中の項目が円形で強調表示されるようになり、上部タブ(一般/プロ)や「詳細設定」ボタンの位置も再設計されました。また、パネルの高さが低くなり、片手操作でもアクセスしやすくなっています。

設定項目の再構成と「FPS の最適化」の追加

これまで「詳細設定」にまとめられていた各種設定は整理され、新たに以下のカテゴリに分割されました。

  • 全般: 位置情報の保存、カメラの音、デバイスのストレージなど
  • 構図: フレームに関するヒント、グリッドの種類、自撮り写真の反転など
  • 高速アクセス: 音量ボタンの操作、手のひらタイマーなど
  • 写真: 色鮮やかに撮影、ウルトラ HDR、オートベストテイクなど
  • 動画: 手ぶれ補正、音声ズーム、動画フォーマット、FPS を最適化
  • 高度なキャプチャ: タイマーライト、レンズ汚れ警告、(Pixel 9 以降:水中撮影モード)
  • ヘルプとフィードバック: フィードバック送信、ヘルプ
Pixel カメラ 10.1 で新しく導入されたカメラ設定の「FPS を最適化」項目を表示しているスクリーンショット

このアップデートで、Pixel 10 シリーズで初めて搭載された「FPS を最適化」する機能が Pixel 8 Pro や Pixel 9 シリーズにも導入されました。この機能は、動画撮影中に必要に応じて自動的に 60fps から 30fps に切り替え、明るさやパフォーマンスを最適化するものです。

まとめ

今回のアップデートにより、Pixel 8 Pro などの旧モデルをお使いのユーザーも、Pixel 10 シリーズに近い快適さでカメラを利用できるようになります。

特に、UIの改善による片手での操作性の向上や、動画撮影時のパフォーマンスを自動で最適化する「FPS の最適化」機能は、日常的な写真・動画撮影の質をさらに高めます。

Pixel カメラ 10.1 は、Google  Playストアを通じて順次展開中です。

出典: 9to5Google

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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