Google Home の新機能「Home Brief」、AI の誤検出や誤認識報告が相次ぐ

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Google は、Gemini for Home の新機能として、自宅のカメラ映像を AI が自動で要約する「Home Brief (日々のまとめ)」を Google Home アプリに追加しました。しかし一部のユーザーからは、誤検出の多発や「幽霊を検知した」との報告も寄せられています。

目次

Gemini 搭載の新機能「Home Brief」

「Home Brief」は、Google の AI モデル Gemini を活用して、家庭内のカメラ映像を自動的に解析し、1 日の出来事を要約する機能です。

例えば、リビングへの出入りや車の訪問など、重要なイベントを短い要約としてまとめ、ユーザーに通知します。

この機能は「Google Home Premium Advanced」プラン(月額 2,000 円)の一部として提供されており、他にも「Ask Home」や「Gemini Live」などの機能と統合されています。現在は早期アクセス版として米国など一部の地域で提供中です。

Reddit 上で誤検出の報告が相次ぐ

Reddit 上では、実際にこの機能を使ったユーザーから「誰もいないはずの部屋で人の動きを検出した」との報告が投稿され、話題になりました。

投稿者によると、24 時間誰もいなかったにもかかわらず、「誰かがリビングに入ってソファに座り、夜に戻ってきた」という内容が記録されていたといいます。コメント欄では「家に幽霊がいるのでは」と冗談交じりの反応が集まりました。

また、他のユーザーからも「猫をアライグマと誤認した」、「犬を人間と判定した」、「車のヘッドライトを人の動きと誤検出した」といった例が多数報告されています。

あるユーザーは「午後 5 時過ぎに白い Tesla Model 3 が来たと表示されたけど、実際はトヨタ・カローラだった」と具体的な誤判定を挙げ、AI の精度向上に期待を寄せました。

一方で高精度な結果を得たユーザーも

一方で、「車種まで正確に認識していて驚いた」、「映像のまとめが非常にわかりやすかった」と好意的な意見も寄せられています。

中には「自分と妻の行動が詳細にまとめられていて少し気味が悪くなり、室内カメラをオフにした」とプライバシー面を懸念する声もありました。

今後の改善に期待

Google Home の「Home Brief」は、非常に便利な機能になる可能性がある一方で、精度面ではまだ課題が残るようです。

今後ユーザー数が増え、AI がより多くのデータを学習することで、誤検出や誤認識が改善されるとみられます。

なお、日本で Gemini for Home の AI 機能の展開は、2026 年初旬が予定されています。価格については従来の Nest Aware および Nest Aware Plus プランと変わりません。

出典: Android Authority, Reddit

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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