Google は 2025 年 10 月 9 日(現地時間)、動画作成ツール「Google Vids」において、新たに縦長 (9:16) と正方形 (1:1) のフォーマットをサポートしたことを発表しました。
これにより、従来の横長 (16:9) に加え、YouTube Shorts や Instagram Reels、TikTok といった SNS プラットフォーム向けの動画コンテンツをより手軽に作成できるようになります。
縦長・正方形動画でコンテンツ制作の幅が広がる
今回のアップデートにより、Google Vids で作成できる動画フォーマットに、新たに縦長 (9:16) と正方形 (1:1) が追加されました。
これまで Google Vids で作成できるのは PC ディスプレイなどで一般的な横長 (16:9) のみでした。そのため、スマートフォンでの視聴が中心となる SNS 向けのショート動画などを作成する場合、別途編集ソフトやアプリでトリミングやサイズ変更を行う必要がありました。
今回の対応により、Google Vids 上で直接これらのフォーマットを選択して動画の作成・編集が可能になり、コンテンツ制作の柔軟性が大幅に向上します。
動画サイズの変更方法
動画サイズの変更は、メニューバーまたはファイルメニューにある「動画のサイズ (Video Size)」から簡単に行うことができます。目的のプラットフォームに合わせて、最適なフォーマットを選択してください。

詳細な手順については、Google のヘルプセンターでも確認できますが、記事執筆時点では英語でのみ記載されています。
なお、記事執筆時点で HelenTech が管理する Google Workspace アカウントでは、この新機能を確認することができませんでした。
展開スケジュールと対象ユーザー
この機能は、すべての Google Workspace ユーザー、Workspace Individual 加入者、および個人の Google アカウントを持つユーザーが利用できます。
展開スケジュールは以下の通りです。
- 即時リリースドメイン: 2025 年 10 月 9 日から最大 15 日間かけて段階的に展開
- 計画的リリースドメイン: 2025 年 10 月 21 日から 1 〜 3 日で展開
管理者による特別な設定は不要で、対象ユーザーは順次利用可能になります。
まとめ
Google Vids が縦長・正方形フォーマットに対応したことで、SNS コンテンツ制作者にとって非常に便利なツールとなりました。PC 上で手軽に SNS 向けの動画を作成・編集できるため、作業効率の向上が見込めます。
また、Google は、縦長 (9:16) と正方形 (1:1) の動画テンプレートも近日中にサポートする予定であることを明らかにしています。テンプレートが追加されることで、さらに効率的なコンテンツ制作が期待できます。