Google TV が、視聴中に一定時間操作が行われない場合に再生を自動停止する新機能を開発していることが明らかになりました。
これは Android Authority が、Google TV Home アプリ(バージョン 1.0.815784074-735113)を解析したことで判明したもので、Google が新たなシステム仕様として検討している可能性があります。
リモコンの無操作を検知して再生を停止
今回の解析により、Google TV のコード内からユーザーの操作状況を監視する新しいコードが発見されました。アプリ内には以下のような文言が追加されていることが確認されています。
- 「しばらくリモコン操作がないため、このチャンネルの再生を停止します」
- 「まだ見ていますか?」
- 「再生を続ける」
この内容から、一定時間リモコン操作が行われない場合、Google TV がユーザーに確認メッセージを表示し、応答がないと再生を停止する仕組みが導入される可能性があります。
他社の「視聴確認」機能との違い
Netflix などの一部のストリーミングサービスでも、長時間の視聴中に「まだ視聴中ですか?」という確認ポップアップが表示される仕組みがあります。
ただし、Netflix などがアプリ内で完結するのに対し、Google TV の場合はデバイス全体の挙動と連携する可能性がある点で異なります。
一方で、コード内の記述では「チャンネル」と表現されており、まずはライブチャンネルや YouTube TV など一部の動画コンテンツに限定される可能性もあります。
スリープモードとの連携も想定
この機能が実装されれば、長時間の無操作時に再生を停止し、一定時間後にデバイスを自動スリープへ移行させることも考えられます。
電力の節約や、放置再生によるデータ通信量の削減など、実用面でのメリットがあることも期待されます。
実装時期は未定
今回の情報は APK ファイルを解析した結果に基づくものであり、現時点では Google から公式発表は行われていません。
この機能が実際に一般ユーザー向けに提供されるかどうかは不明です。