ロジクールは、フラッグシップモデルである MX シリーズの最新ワイヤレスマウス「MX MASTER 4」を 2025 年 10 月 30 日に日本でも発売することを発表しました。
ロジクールオンラインストアでの価格は 21,890円、Amazon.co.jp では限定モデルが 19,900 円となっています。
2019 年に発売された「MX MASTER 3」以来、6 年ぶりのフルモデルチェンジとなり、ソフトウェアとハードウェアの両面でアップグレードされています。
MX MASTER 4 の主な特徴
これまでのリーク情報で明らかにされていたように、「MX MASTER 4」はユーザーの生産性をさらに向上させるための新しい機能と改良が加えられています。
AI を呼び出す「Actions Ring」
親指エリアに新設された「触覚フィードバック センスパネル」を押すと、画面上に 8 つのショートカットがリング状に表示される新機能「Actions Ring」に対応しました。

カーソルを合わせるだけで、これまで複雑な操作が必要だったショートカットを瞬時に実行できます。
デフォルトで ChatGPT や Gemini など、日常的に使用する AIツールへ瞬時にアクセスできるショートカットが設定されているほか、専用ソフトウェア「Logi Options+」でアプリケーションごとに操作を割り当てることも可能です。
ロジクールの調査によると、「Actions Ring」の使用により、マウスの移動量を最大 63%、作業時間を最大 33% 削減できるとされています。
ロジクールマウス初の触覚フィードバック
操作時の特定の動作や通知に応じて、親指エリアが細やかに振動する「触覚フィードバック機能」をロジクールのマウスとして初めて搭載しました。
振動の強さやタイミングは「Logi Options+」でカスタマイズでき、より精確で直感的な操作レスポンスを実現します。
強化された接続性とデザイン
- 強固な接続性: 本体の IC チップ改良とアンテナ位置の変更により、「MX MASTER 3/3S」と比較して 2 倍強固な接続性を実現しました。付属の「Logi Bolt USB-C レシーバー」は、ビジネスシーンでも安心して使用できるセキュリティ性能を備えています。
- 耐久性の高い素材: 本体には汚れや傷に強い素材を採用し、左右クリック部分には摩耗を防ぐ透明プレートが追加されました。
- サムホイールの改良: サムホイール(横スクロール)の位置を数ミリ上に配置し、より直感的な操作が可能になりました。また、Excel や Premiere Pro などでの水平スクロールの操作性も向上しています。
従来モデルから継承された機能
人気の高かった従来モデルの機能も引き続き搭載されています。
- MagSpeed 電磁気スクロール: 1 秒間に 1,000 行の高速スクロールが可能で、スムーズな動きと高い精度を両立しています。
- 8,000 DPI Darkfield センサー: ガラス面を含むあらゆる表面で精確なトラッキングが可能です。
- 静音クリックと人間工学デザイン: クリック音を気にせず作業に集中でき、長時間の使用でも疲労感を軽減するよう設計されています。
- 急速充電: 1 分間の充電で 3 時間、フル充電で最長 70 日間使用可能です。
まとめ
ロジクールから 6 年ぶりのフルモデルチェンジとなったフラッグシップマウス「MX Master 4」が発表されました。
とくに AI 機能との連携が特長となり、ビジネスユーザーやパワーユーザー、クリエイター、開発者などにとっても便利なデバイスになることが期待されます。
ただ、ChromeOS では Logi Option+ が使えないことや、専用ボタンのカスタマイズができない可能性が高いことから、Chromebook のみで利用を検討するユーザーは注意が必要です。

- 出典: ロジクール