Google は 2025 年 9 月 29 日(現地時間)、Google チャットのスペースにおけるメンバーの役割を更新し、新たに「オーナー」の役割を追加したことを発表しました。
この変更により、既存の「管理者」と「メンバー」に加えて役割が増え、スペースの管理業務をより柔軟に分担できるようになります。
新しい役割の概要
今回のアップデートで、Google チャットスペースの役割は「オーナー」、「管理者」、「メンバー」の 3 種類になります。それぞれの役割の主な内容は以下の通りです。
オーナー
これまでの「スペースの管理者」は、新しい「オーナー」の役割に移行します。オーナーはスペースに対する完全な制御権を持ち、スペースの削除や他のユーザーをオーナーに昇格させる権限も含まれます。
管理者
新しく追加された役割です。「管理者」はオーナーとほぼ同じ権限を持ち、スペースの管理タスクの多くを担うことができます。ただし、スペースの削除や、他のユーザーをオーナーに昇格させることはできません。
メンバー
「メンバー」の役割と権限については、これまでからの変更はありません。
より柔軟になった権限設定
新しい役割の導入に伴い、オーナーと管理者はスペースの設定で、各役割(オーナー、管理者、メンバー)が持つ権限をより細かく管理できるようになりました。
例えば、以下のような操作をどの役割に許可するかを設定できます。
@all
の使用- アプリの追加
- チャット履歴のオン/オフの切り替え

これにより、スペースの用途や参加メンバーに応じて、より安全で効率的な運用が可能になります。
展開スケジュール
この機能は、すべてのユーザーに対してデフォルトで有効になります。ロールアウトのスケジュールは以下の通りです。
- 即時リリースドメイン: 2025 年 9 月 29 日から段階的に展開 (最大 15 日間)
- 計画的リリースドメイン: 2025 年 10 月 16 日から段階的に展開 (最大 15 日間)
この機能は、すべての Google Workspace ユーザー、Workspace Individual 加入者、および個人の Google アカウントを持つユーザーが利用できます。
まとめ
今回の変更により、Google チャットのスペースで管理権限を細かく分けたいと考えていた企業・チームの利便性が向上します。
記事執筆時点では、HelenTech が管理する Google Workspace アカウントで変更を確認することはできませんでした。