2025 年 8 月に初めてその存在が報じられた Google の Gemini アプリの新機能「プロジェクト」について、その開発が最終段階に近づいている可能性を示す新たな情報が報じられました。
Android Authority によると、Google アプリのバージョン 16.37.46.sa.arm64 から、Gemini モバイルアプリの UI に「Projects」という項目が準備されていることが確認されました。
さらなる開発の進展が明らかに
この機能は以前、X (旧 Twitter) 上で TestingCatalog によって発見されていましたが、今回の情報では、そこから開発が進んだことを示唆しています。
今回の情報では、「プロジェクト」は、アプリのサイドメニューにある「My Stuff (生成した画像を確認できる)」の下に追加される見込みです。

発見された UI のテキストによると、初期段階ではプロジェクトの作成はモバイルアプリから行えず、Gemini の Web アプリを使用する必要があるようです。
ChatGPT や NotebookLM に似た機能か
Gemini の「プロジェクト」機能の具体的な仕様はまだ不明ですが、先行する ChatGPT の同名機能や、Google 自身の「NotebookLM」と似た機能になると考えられます。
- ChatGPT のプロジェクト: 関連するドキュメント (テキスト、画像など) をアップロードして整理できるスマートフォルダのような機能です。プロジェクトごとに特定の指示を設定でき、コンテキストを分離してタスクを管理できます。

- Google の NotebookLM: ユーザーが選んだソースに基づいて、個別の「ノートブック」を作成できるサービスです。
Gemini の新機能は、NotebookLM の機能を Gemini 自体に統合し、AI との対話の中で直接アクセスできるようにしたものになる可能性があります。
これにより、ユーザーは別々のアプリを行き来することなく、シームレスに情報源を管理し、AI を活用できるようになると推測されます。
リリースは近い?
この機能は最初に発見されてから 1 ヶ月以上が経過しており、開発が進んでいることから、近い将来に Google から公式発表があるかもしれません。
ただし、APK 解析で発見された機能は開発中のものであり、最終的に一般公開されない可能性もある点には注意が必要です。
まとめ
今回明らかになったは「プロジェクト」機能の進捗は、実装に向けて開発が進められていることを示しています。
この機能が実装されれば、Gemini アプリを使用してより高度なタスク管理や情報整理が可能になることが期待されます。