Google は、すでに配信が開始されている Google Home アプリのバージョン 3.40 の公式リリースノートを公開し、アップデートに含まれる新機能やバグ修正の詳細を明らかにしました。
このアップデートには、以前から予告されていた新しい「自動化エディタ」や、ヨーロッパのユーザー向けの「給湯コントロール」機能などが含まれています。
Android Authority によれば、すでに一部ではバージョン 3.41 の展開も始まっているようですが、現時点で Google が公式に詳細を発表しているのはバージョン 3.40 の内容となります。
Google Home アプリ v3.40 の新機能
今回明らかになった、v3.40 の主な新機能は以下の通りです。
新しい自動化エディタ
自動化エディタが刷新され、ユーザーインターフェースが改善されました。最も大きな変更点として、新たに「条件」が導入されています。
これにより、曜日、在宅状況、デバイスの電源オン/オフ状態といった条件を自動化に追加できるようになりました。
新しいエディタは、アプリの [自動化] タブから [作成] > [新しいルーティン]と進むことで利用できます。
給湯コントロールとサーモスタットのアップグレード
古いモデルの Nest Thermostat がサポートされ、新たに給湯コントロールとスケジュール機能が追加されました。ただし、この機能は現時点で英国または EU モデル向けに展開されています。
その他にも、エコモードの操作性向上や屋外温度の表示機能などが改善されています。
カメラのイベントフィルター
カメラのイベントビューから直接、イベントの種類(人物、車両など)でフィルタリングできるようになりました。これにより、目的のイベントをすばやく見つけることができます。
従来通り、[アクティビティ] タブから家全体のイベントをフィルタリングすることも可能です。
お気に入りの候補
よく使うデバイスにすばやくアクセスできるよう、[お気に入り] タブの機能が改善されました。
これまでお気に入りを一つも設定していなかったユーザーには、[お気に入り] タブに使用頻度の高いデバイスが候補として表示されるようになります。この候補はいつでも編集可能です。
バグの修正
Google Home アプリ v3.40 では、以下のバグ修正も行われています。
デバイス設定中のレイアウト問題 (iOS)
一部の iOS ユーザーにおいて、デバイス設定時に部屋のカスタム名を追加したり、Wi-Fi パスワードを入力したりする際に、画面全体が表示されないレイアウトの問題が修正されました。
ロック設定のエラー
アクセスが制限されているメンバーアカウントで、ロック設定にアクセスした際にエラーが発生する問題が解決されました。
まとめ
今回公開されたリリースノートにより、Google Home アプリ バージョン 3.40の詳細が明らかになりました。
特に自動化エディタに「条件」が追加された点は大きな進化です。また、カメラのイベントフィルターやお気に入りの候補表示など、日常的な使い勝手を向上させる改善も含まれています。
記事執筆時点では、英語のリリースノートに v3.40 の更新内容は記載されていますが、日本語では v3.39 までの記載となっています。
なお、現在最新となる Google Home アプリ v3.41 のコード内からは、「Gemini for Home」や「Ask Home」といった AI 機能が発見されています。
出典: Google Nest Help