Googleのキーボードアプリ「Gboard」の最新ベータ版において、「キーをフリックして記号を入力」する機能の展開が開始されたことが確認されました。
Android Authority の報告によると、この機能はバージョン 16.0.2.804347959-beta-arm64-v8a で有効になっており、一部のベータテスト参加者が利用できるようになっています。
これにより、これまでキーの長押しが必要だった記号入力を、より素早く行えるようになります。
展開が開始された「記号のフリック入力」機能
今回、一部ユーザー向けに提供が開始されたのは、キーを下にフリックすることで記号を入力できる機能です。

これは、各キーに割り当てられている記号(例:「a」キーの上の「@」)を、キーをタッチしてそのまま下にスワイプするだけで入力できるというものです。
AppleのiPadのオンスクリーンキーボードで採用されているジェスチャーと同様の操作であり、慣れることで長押しよりも直感的かつスピーディーな入力が期待できます。
まとめ
とはいえ、もともとスワイプ前提の日本語 12 キーを使っているユーザーには恩恵は少ないかもしれません。なお、筆者のデバイスでも「キーをフリックして記号を入力」設定が表示されましたが、設定を有効にしてもうまく機能しませんでした。
いずれにせよ、まだベータテストの段階であるため、今後、より多くのユーザーがこの便利な機能を利用できるようになることが期待されます。