Google は最近、AI モデルを活用して写真やテキストからパーソナライズされた Android Bot (ドロイド君) を作成できるアプリ「Androidify」を復活させました。
このアプリが、新たに Wear OS をサポートし、作成したカスタム Bot をスマートウォッチのウォッチフェイス(文字盤)として設定できる機能を追加することが明らかになりました。
スマートフォンから直接ウォッチフェイスを送信
Android Authority によると、Androidify アプリの最新バージョン 1.2.1 には Wear OS のサポートが追加されており、アプリ内の「Customize and Export」ページに隠されたスマートウォッチのアイコンが表示されます。
このアイコンをタップすると、連携しているスマートウォッチに Androidify アプリをインストールするよう促されます。

この機能の利用には、Google の最新プラットフォームである Wear OS 6 が必要です。これは、新しい「Watch Face Push API」を使用しているためで、この API によってスマートフォンアプリから直接スマートウォッチにウォッチフェイスを送信・設定できます。
ウォッチフェイスの設定手順は以下の通りです。
- Wear OS スマートウォッチに Androidify アプリをインストールします。
- スマートフォンの Androidify アプリで、複数のデザインから好みのウォッチフェイスを選択します。
- 「Send to watch」ボタンをタップすると、作成した Android Bot を含むウォッチフェイスがスマートウォッチに転送されます。
- 最後に、スマートウォッチ側で Androidify アプリに「有効なウォッチフェイスを変更する」権限を許可すると、設定が自動で完了します。

正式リリースは今後の予定
このウォッチフェイス作成機能は、最新バージョンのアプリ内で動作しているものの、まだ一般ユーザー向けには正式に公開されていません。
Google がいつこの Wear OS サポートを正式に提供開始するかは不明ですが、実際に動作していることから、今後の正式なリリースが期待されます。