Google Chrome、ネイティブの「垂直タブ」機能を開発中

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Google Chrome ブラウザが、ネイティブの「垂直タブ (Vertical Tabs)」機能を開発中であることが明らかになりました。

この機能は Microsoft Edge など一部のブラウザで既に採用されていますが、これまで拡張機能に頼る必要があった Chrome でも標準で実装される可能性があります。

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Chromium Gerrit で開発の進行が確認

今回の情報は、Chromium Gerrit に投稿された一連のコミットから明らかになったものです。これらのコミットは、単なる実験ではなく、本格的な機能として開発が進められていることを示唆しています。

現在、開発チームは以下のような実装に取り組んでいます。

  • 早期テスト用の専用機能フラグ
  • ユーザーが機能の表示を制御するための設定項目
  • 新しい垂直レイアウト内でのタブグループなどのタブ整理機能

これらの開発内容から、Google がこの機能をブラウザの新機能として取り組んでいる可能性が示されています。

垂直タブのメリット

ブラウザ上部の表示される従来の水平タブは、多くのタブを開くと窮屈になりがちです。垂直タブはこの問題を解決するいくつかのメリットがあります。

例えば、上部に表示されていたタブのスペースがなくなることで、ウェブページのコンテンツを表示するための貴重な縦方向のスペースを確保できます。

次に、水平タブでは小さくなってしまうファビコンの代わりに、垂直レイアウトではページのタイトルが全文表示されたスクロール可能なリストが表示されるため、タブの管理が簡単になります。

Microsoft Edge の「垂直タブバー」

まとめ

この機能はまだ開発の初期段階にあり、すべてのユーザーに提供されるまでの具体的なタイムラインは不明です。

しかし、開発が活発に進められていることから、Chrome ブラウザの将来のアップデートでネイティブの垂直タブ機能が利用可能になることが期待されます。

出典: Chrome Unboxed

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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