Motorola は、一部のスマートフォン向けに Android 16 安定版のアップデート配信を開始しました。
すでに 6 月からベータテストが実施されていましたが、今回ついに安定版がリリースされました。
現在のところ、海外における一部地域の「Motorola Edge 60 Pro」と「Edge 50 Fusion」の 2 機種で配信が確認されており、順次展開されているようです。
Android 16 安定版の配信が開始
Motorola は数ヶ月にわたるベータテストを経て、Android 16 安定版のアップデート配信を開始しました。
対象機種と配信地域
現時点でアップデートが確認されているのは、以下の機種と地域です。
- Motorola Edge 60 Pro (ブラジル):
- ファームウェアバージョン: W1VV36H.7-21-5
- ファイルサイズ: 約 2GB
- Motorola Edge 50 Fusion (メキシコ):
- ファームウェアバージョン: W1UU36H.21-14-3
- ファイルサイズ: 1.54GB
配信は特定の地域から始まっており、今後他の国や地域へも拡大されるとみられます。
対象機種をお持ちの場合は、[設定] > [システム] > [詳細設定] > [システムアップデート] からアップデートの有無を確認できます。
Android 16 による新機能
Motorola が公開した変更履歴によると、今回の Android 16 アップデートには以下の内容が含まれます。
- カスタマイズ機能の追加
- より表現力豊かなデザイン
- バックグラウンドでの動作の透明性向上
- 悪意のあるアプリからの保護
- LE Audio デバイスとの互換性向上
一方で、Google が Android 16 で導入した主要な新機能の多くが、この変更履歴には記載されていません。
例えば、進行中のアクティビティを追跡できる「Live Updates」、通知のグループ化機能、埋め込みフォトピッカー、予測型「戻る」ジェスチャーのアップグレード、HDR スクリーンショット、新しい絵文字といった機能です。
これらの機能が実際には含まれているのか、あるいは今後のアップデートで追加されるのかは現時点では不明です。
まとめ
Motorola の Android 16 アップデートは、まず「Edge 60 Pro」と「Edge 50 Fusion」からスタートしました。今後、他の機種や地域への展開が期待されます。
Google の標準機能の一部が含まれていない可能性はありますが、カスタマイズやセキュリティ面の強化が図られており、対象ユーザーにとっては重要なアップデートとなりそうです。
出典: Gizmochina