YouTube は年次イベント「Made on YouTube」で、音楽ストリーミングサービス YouTube Music のための 3 つの新機能を発表しました。これらの機能は、アーティストとファンの繋がりをより深めることを目的としています。
今回発表された新機能は、「カウントダウンとプリセーブ」、「限定動画ドロップ」、そして「限定グッズドロップ」の 3 つです。
新作リリースを見逃さない「カウントダウン」と「事前保存」
Spotify のカウントダウンページ機能を使ったことがあるユーザーには馴染み深いかもしれませんが、YouTube Music にも同様の機能が導入されます。
今後、アルバムやシングルのリリース前に、アルバム詳細ページやアーティストページなどでカウントダウン時計が表示されるようになります。
また、ユーザーはリリース前にアルバムやシングルを「事前保存」しておくことで、配信開始と同時にライブラリに追加できるようになります。
この機能は、今後数週間以内に提供が開始される予定です。
アーティストから直接届く限定動画ドロップ
2026 年の初頭には、アーティストがファンに限定コンテンツを直接届けられる「ファン限定の動画ドロップ」機能が利用可能になります。
この機能を通じて、アーティストは最も熱心なファンに対し、感謝を伝える動画や舞台裏のクリップといった特別なコンテンツを共有できます。
YouTube は、この機能が最も献身的なファンに報いるためのものだと説明しています。
トップ視聴者向けの限定グッズ販売
最後に、YouTube はトップ視聴者向けにアーティストの限定グッズを先行販売するパイロットプログラムを米国で開始したことを発表しました。
このプログラムは、アーティストが最も熱心なファンに特別な購入機会を提供することを可能にします。
現在はテスト段階にあり、米国ユーザーのみが対象ですが、YouTube は今後のプログラム拡大について改めて最新情報を提供するとしています。
これらの新機能により、YouTube Music は単なる音楽再生プラットフォームから、アーティストとファンがより密接に交流できるコミュニティとする狙いがあるようです。