これまでにいくつか開発中の情報をお届けしてきましたが、Qualcomm の Snapdragon X Plus プロセッサを搭載した新しい Chromebook 「Quartz」 の開発が進んでいることが明らかになりました。
今回発見された 「Quartz」 というコードネームの開発ボードは、以前から開発が確認されていたリファレンスボード 「Bluey」 の派生版です。
これにより、Snapdragon X Plus を搭載した、これまでとは異なる新しい Chromebook の開発が進んでいることが裏付けられました。
開発が進む Snapdragon X Plus 搭載 Chromebook
Snapdragon X Plus を搭載する Chromebook の開発ボードとしては、すでに 「Quenbi」 というコードネームの存在が知られていましたが、今回の 「Quartz」 はそれに続く 2 機種目となります。

現時点では、「Quartz」 をどのメーカーが開発しているか、どのようなタイプのデバイスになるかといった詳細は不明です。

複数のメーカーが開発に関与する可能性
複数の派生ボードが存在することは、この取り組みが単一のメーカーだけでなく、複数のメーカーによって進められている可能性を示唆しています。
これは Qualcomm が、複数の Chromebook メーカーと協力して Snapdragon プロセッサを ChromeOS デバイスへ本格的に展開しようとしている動きと考えられます。
複数のデバイスが市場に投入されれば、ユーザーにとっては、よりパワフルでバッテリー効率に優れた ARM ベースの Chromebook の選択肢が増えることにつながります。
まとめ
現時点では 「Quartz」 に関するこれ以上の情報はありませんが、Google は少なくとも Snapdragon X Plus チップを搭載する Chromebook を 2 機種開発していることは間違いなさそうです。
すでに Arm ベースの Chromebook として、MediaTek の Kompanio Ultra を搭載する Chromebook Plus は高評価を得ているため、Snapdragon X Plus を搭載する Chromebook の登場にも期待です。
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出典: Chrome Unboxed