Google は、Pixel Watch の Google マップ機能をアップデートし、スマートフォンで徒歩または自転車のナビゲーションを開始すると、自動的に Pixel Watch 側で全画面表示のナビゲーションが起動するようになると発表しました。
これにより、これまで必要だったタップ操作が不要になり、よりスムーズなハンズフリーでのナビゲーションが可能になります。この機能は 2025 年 9 月の「Pixel Drop」の一環として提供されます。
Google マップのナビゲーションがよりシームレスに
これまで Pixel Watch で Google マップのナビゲーションを利用する場合、スマートフォンで徒歩や自転車のルート案内を開始すると、ウォッチには小さな矢印の通知が表示されるだけでした。
そのため、ナビゲーションを全画面で確認するには、この通知をタップする必要がありました。
今回のアップデートにより、スマートフォンで徒歩または自転車のナビを開始すると、Pixel Watch の Google マップが自動的に起動し、すぐに全画面でターンバイターン方式のルート案内が表示されるようになります。
これにより、ユーザーは追加のタップ操作やスマートフォンを操作することなく、手首でナビゲーションを確認できます。
最新の Pixel Drop に含まれるアップデート
この Google マップの機能改善は、Google が Pixel デバイス向けに定期的に提供する最新の「Pixel Drop」に含まれています。
Pixel スマートフォンや Pixel Buds Pro 2 もアップデート
今回の Pixel Drop では、他にもいくつかのアップデートが行われています。
例えば、Pixel スマートフォンとタブレットには「Material 3 Expressive」による視覚的なアップグレードが提供されます。
また、Pixel Buds Pro 2 には、周囲の状況に応じて音量を自動調整するアダプティブオーディオや、頭のジェスチャーによる操作機能が追加されます。
提供時期について
これらの新機能を含む Pixel Drop は、本日(2025 年 9 月 4 日)から順次展開が開始され、今後数週間かけて提供が進められる予定です。アップデートのタイミングは、デバイスや通信事業者によって異なります。
このアップデートは、まもなく登場するとみられる新しい「Pixel Watch 4」のリリースともタイミングが合っており、新しいデバイスでのナビゲーションもよりスムーズになることが期待されます。
まとめ
今回の Pixel Watch における Google マップのアップデートは、日常的に徒歩や自転車で移動するユーザーにとって非常に便利な改善点です。
スマートフォンを取り出すことなく、手首を見るだけでナビゲーションが自動で全画面表示されるため、安全性と利便性が大きく向上します。
なお、Google は Android 16 QPR1 のアップデートとともに Pixel デバイス向けの 2025 年 9 月のセキュリティアップデートも展開しています。
出典: Google