Google は Android のファイル共有機能「Quick Share」のユーザーインターフェース (UI) を刷新し、一部のユーザー向けに提供を開始しました。
このアップデートにより、「送信」と「受信」の画面が明確に分離され、アプリ内から直接ファイルを複数選択できるファイルピッカーや、送信前のプレビュー機能が追加されるなど、利便性が向上しています。
Quick Share の新しい UI が展開
Google が開発する Quick Share は、Android デバイスや Windows PC、Chromebook との間で高速にファイルを転送できる便利な機能です。
今回、Android Authority などから、この Quick Share のデザインが大幅に刷新され、一部の Android ユーザーに展開が始まっていることが報告されました。
この新しいデザインは、2024 年 4 月頃からテストが確認されていましたが、今回が一般ユーザー向けの最初の展開とみられます。
ただし、現時点では一部のデバイスにのみ適用されているため、段階的なロールアウトか、あるいは限定的なテストの可能性があります。
新デザインの主な変更点
今回のアップデートによる主な変更点は、より直感的でわかりやすい操作性を実現することに重点が置かれています。
「送信」と「受信」モードの分離
新しい UI の最大の特徴は、「送信」と「受信」の機能が画面下部のボタンで切り替えられる、独立したモードとして提供されるようになった点です。設定やクイック設定タイルから Quick Share を開くと、デフォルトで「受信」モードが起動します。


「受信」画面
これまでの UI では、Quick Share を開くと設定画面が表示されていましたが、新しいデザインでは専用の「受信」画面が用意されました。
この画面では、自分のデバイス名が大きく表示されるほか、連絡先にプロフィール写真の表示を許可する設定も可能です。他のユーザーからのファイル受信リクエストも、この画面で直接確認できます。
「送信」画面
「送信」画面には新たにファイルピッカーが搭載され、アプリ内から直接ファイルを選択できるようになりました。これにより、種類が異なるファイルでも複数まとめて選択可能です。
また、画像や動画などのメディアファイルを選択した場合は、送信前にプレビューが表示され、ファイルの内容を簡単に確認できます。
今後の展開
Google は Quick Share の公式サポートを iOS や macOS にも拡大する取り組みを進めており、将来的にはさらに多くのデバイスでシームレスなファイル共有が実現する可能性があります。
なお、Samsung はすでに One UI 8 beta を搭載したデバイスで、今回の刷新と同様のインターフェースを導入しており、今後、より多くの Android デバイスで新しい Quick Share が利用可能になることが期待されます。