Google Vids、文字起こしからフィラーワードや無音部分をワンクリックで削除可能に

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Google は 2025 年 8 月 27 日、AIビデオ作成ツール「Google Vids」において、Geminiを活用した新しい編集機能を発表しました。

この機能により、録画した動画や音声の文字起こしから、「えー」や「あのー」といった不要なつなぎ言葉(フィラーワード)や無音部分をワンクリックで簡単に削除できるようになります。

目次

文字起こしベースの編集で作業を効率化

これまで、動画を録画した後に不要な間や言い淀みを削除するには、手間のかかる編集作業が必要でした。今回のアップデートにより、Google Vids に搭載された Gemini が録画内容の文字起こしを自動で生成します。

文字起こし上では、フィラーワードや無音部分が自動的に識別・ハイライトされ、ユーザーはワンクリックでそれらを削除できます。これにより、録り直しの手間を省き、より洗練された動画を短時間で作成することが可能になります。不要な一文を丸ごと削除するといった編集も簡単に行えます。

機能の使い方

この機能は以下の手順で利用できます。

  1. Webブラウザで vids.google.com にアクセスし、新しいvidを作成します。
  2. 英語の音声が含まれる動画または音声クリップを追加するか、録画機能を使って自分を録画します。
  3. 動画クリップまたは音声トラックをクリックし、文字起こし編集アイコンを選択すると、右側にサイドパネルが開きます。
  4. 文字起こしが生成されると、フィラーワードは赤色の下線で(例: “uh”)、無音部分は括弧と秒数で(例: “(…3s)”)表示されます。
  5. 削除したい単語や無音部分をクリックし、「Remove(削除)」を選択します。

なお、この機能は現在、英語のみで利用可能です。

展開時期と対象プラン

この機能は、即時リリースドメインでは 2025 年 8 月 27 日から最大 15 日間かけて段階的に展開されます。計画的リリースドメインでは 2025 年 9 月 16 日から 1〜3 日で展開が開始される予定です。

対象となる Google Workspace プランは以下の通りです。

  • Business Starter, Standard, Plus
  • Enterprise Starter, Standard, Plus
  • Essentials, Enterprise Essentials, Enterprise Essentials Plus
  • Nonprofits
  • Gemini Education または Gemini Education Premium アドオン
  • Gemini Business または Gemini Enterprise アドオン

また、Google AI Pro および Ultra の個人ユーザーも利用できます。

まとめ

Google Vidsに文字起こしベースの編集機能が追加されたことで、動画作成のハードルがさらに下がりました。

特に、プレゼンテーションや報告動画などを作成する際に、言い淀みや間を気にして何度も録り直していたユーザーにとっては、非常に強力なツールとなります。

現時点では英語のみに対応していますが、今後のアップデートで日本語にも対応してくれることに期待です。

出典: Google Workspace Updates

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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