Android 版の Google Keep アプリで、新しいデザイン言語「Material 3 Expressive」の展開が広く開始されました。
このアップデートにより、検索バーやフローティングアクションボタンなど、ユーザーインターフェースの各所が変更されています。
Google Keep の Material 3 Expressive デザイン
今回のアップデートは、先月から一部で展開が始まっていましたが、サーバーサイドアップデートによって多くのユーザーが利用できるようになりました。
筆者環境の Google Keep アプリでも確認できており、主な変更点は以下の通りです。
検索バーの変更点
最も大きな変更点は、画面上部の検索バーです。以前よりも太くなり、起動直後は「Google Keep」と表示され、その後「Keep を検索」というヒントに切り替わります。

検索バーの右側には、メモの表示を単一カラムまたは複数カラムに切り替えるボタンと、新しく追加された「並べ替え」オプションが配置されています。検索画面を開くと、各アイコンがピル(錠剤)形状で表示されます。

フローティングアクションボタンの変更点
画面右下にあるメモを新規作成するためのフローティングアクションボタン(FAB)も変更されました。
ボタンをタップすると、音声、画像、図形描画、リスト、テキストといったメモの種類のアイコンが先に表示されるようになっています。

メモ編集画面の変更点
個々のメモを開いた編集画面も更新されました。
画面右上には、ピン留め、リマインダー、アーカイブのボタンが角の丸い四角形で囲まれて表示されます。
画面下部では、「+」ボタン、色の変更、書式設定の各アイコンが円形に変更されました。オーバーフローメニューはピル形状になり、そのシートの最上部に最終編集日時が表示されるようになっています。

まとめ
Google Keep の今回のアップデートは、見た目が新しくなっただけでなく、操作性にも細かな変更が加えられています。
Google は電話アプリやカレンダー、Google メッセージなど、他のアプリでも Material 3 Expressive デザインの展開を進めており、今後も Google サービス全体でデザインの統一が進んでいくと考えられます。
なお、この新しいデザインは、Google Keep のバージョン 5.25.332.00.90 において、サーバーサイドアップデートを通じて広く展開されています。
出典: 9to5Google