Google の純正ファイル管理アプリ「Files by Google」が、Material 3 Expressive デザインへの刷新をアップデートによって広く展開を開始しました。
先週頃から、一部のユーザーに展開されていましたが、現在は Files by Google アプリの安定版 (バージョン 1.8278.x) とベータ版 (バージョン 1.8436.x) の両方で展開されています。
デザインの主な変更点
今回のアップデートにより、トップに表示されるアニメーション付きカルーセルが Google フォトアプリと同様に「multi-browse carousel」コンポーネントを採用しました。これにより、スクロールすると視差効果 (パララックス) が生まれる動きのあるデザインになりました。

これまで画面下部に配置されていた 2 つのフローティングアクションボタン (FAB) は、中央配置のツールバーに変更されました。ここには「Quick Share」と「ドキュメントのスキャン」機能が配置されています。


また、画像を表示している際には、編集や「かこって検索」を起動するためのアイコンがこのツールバーに表示されます。
その他にも、次のような変更点があります。
- 表示形式: グリッド表示ではプレビューが角丸の正方形になり、リスト表示では左側のプレビューが大きくなりました。
- ナビゲーション: スマートフォンでもナビゲーションレールが採用されました。従来のナビゲーションバーよりも幅が狭くなっており、モバイルデバイスではユニークな見た目となっています。


まとめ
今回のアップデートにより、機能面での変更は特にありませんが、「Files by Google」も他の Google 純正アプリと共通するデザインになりました。
現在、「Files by Google」アプリの安定版 (バージョン 1.8278.x) とベータ版 (バージョン 1.8436.x) の両方で展開が始まっていますが、すべてのデバイスに一斉に配信されているわけではないようです。
本記事の画像で使用しているように、筆者の Google Pixel 9 Pro Fold では変更を確認できています。
もし新しいデザインが適用されていない場合は、スマートフォンの設定から「Files by Google」のアプリ情報ページを開き、「強制停止」を試すことでアップデートが反映される可能性があります。
出典: 9to5Google