すでに展開されている Android 版 Chrome 139 において、タブグループ機能の改善を含むいくつかの新機能や修正が広く有効になっていることが確認されました。
タブグループへの追加がより簡単に
Chrome 139 では、開いているタブをグループに追加する操作がより簡単になりました。ブラウザ右上の 3 点メニュー内に、「新しいタブ」 などと並んで「タブを新しいグループに追加」という新しいオプションが追加されています。


これをタップすると、画面下部に既存のタブグループ一覧が表示され、いずれかのグループに追加するか、新しいグループを作成するかを選択できます。
同様に、タブ一覧(タブグリッド)画面にも「新しいタブグループ」 というボタンが追加され、これまでよりも少ない手順でタブの整理が可能になりました。
この機能はバージョン 139 で広く展開されており、初めて利用する際には 「ここでグループにタブを簡単に追加できるようになりました」 という案内が表示されることがあります。

その他の変更点
Chrome 139 では、他にもいくつかの修正と UI の変更が行われています。
アドレスバーの「リンクをコピー」が修正
アドレスバー(Omnibox)を長押しすると表示されるショートカットメニューの「リンクをコピー」 機能が正常に動作するように修正されました。

以前のバージョンでは、この操作を行うと 「コピーしました」 と通知が表示されるものの、実際には URL がクリップボードに保存されない不具合がありましたが、本バージョンで解消されています。
ダークテーマのDynamic Colorを調整
ダークテーマ利用時の UI カラー(Dynamic Color)に調整が加えられました。
以前の Chrome 136 では暗く、彩度の低い色合いに変更されましたが、Chrome 139 では逆に明るい色調になっています。全体的にグレーに近い色合いとなり、例えば 3 点メニューでは、上部のアクションボタンとメニュー項目セクションの間の区切り線がなくなるなど、UI の印象が少し変わっています。
新規タブページにGoogleロゴが追加
最近の変更として、新規タブページ上部の検索フィールド(「Googleを検索またはURLを入力」)の左側に、4色の Google ロゴ(G) が表示されるようになりました。
まとめ
今回の機能追加により、タブグループをより使いやすくなることが期待されます。メニューから直接グループに追加できるようになったことで、よりスムーズにタブを整理することができます。
まだこれらの変更が反映されていない場合は、アプリを一度強制停止してから再起動すると表示される可能性があります。
出典: 9to5Google